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●第96回日本学生氷上競技選手権(ST競技)
~山梨学院が総合力で16年ぶりに男女ダブル優勝~
~ST部門から好バトンを受けインカレ総合優勝目指す~

第96回日本学生氷上競技選手権大会ショートトラックスピードスケート競技が10月21日、22日の両日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで行われた。この大会は、インカレのショートトラック(ST)部門として行われ、山梨学院大からは男子6人、女子4人がエントリー。ST部門では、個人競技の成績を得点化し、学校対抗戦としても争われ、初日は男子500mで古川翼(3年)が3位、男子1500mで越智大翔(2年)が3位、女子1500mで水野葵由(2年)が準優勝とそれぞれ表彰台にのぼり、学校対抗得点に大きく貢献。最終日には男子3000mで越智が初日に続き3位、女子1000mで金原幹奈(2年)が3位に入り、男子5000リレーが準優勝、女子3000mリレーも準優勝に輝いた。山学は、優勝者こそ出なかったものの、層の厚さや総合力の結果で、男子は11年ぶり、女子は2年ぶりの総合優勝で、16年ぶりの男女ダブル優勝の快挙を達成した。ST部門の結果は、インカレの総合成績に加算され、氷上競技大学日本一に向け、大きな弾みとなった。
 
日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)の総合成績はスケート競技(スピード、ショートトラック、フィギュア)とアイスホッケー競技の各部門の成績(学校対抗得点)を加算して競われる。10月21日、インカレの競技の幕開けとなるST部門が行われ、各大学・選手が大学日本一を目指し、氷上でしのぎを削った。
初日は男女500・1000m決勝、男女1000m・男子3000m(予選~準決勝)が行われ、このうち男子500mでは古川翼(3年)が3位、男子1500mで越智大翔(2年)が3位、土屋源輝(4年)が6位、女子1500mで水野葵由(2年)が準優勝、金原幹奈(2年)が4位、白岩千実(1年)が7位にそれぞれ入賞し、学校対抗得点獲得に大きく貢献。初日を終わり、男女ともに総合成績1位をキープした。2日目・最終日は、男女1000m・男子3000m・女子3000mリレー・男子5000mリレー決勝が行われた。男子3000mで越智が初日の1500mに続き3位に入り、佐々木寛太(2年)が7位、土屋が8位入賞。男子1000mでは、古川が4位入賞、女子1000で金原が3位、水野が5位入賞し、学校対抗得点を積み上げた。さらに得点貢献度の大きい男子5000リレー(古川・越智・並木碧飛・土屋)が準優勝、女子3000mリレー(水野・金原・矢崎結美子・白岩千も準優勝に入り、輝きを放った。最終総合成績では、男子が2位の中京大に13ポイント差の141ポイントで2012年以来、11年ぶり18回目の総合優勝、女子は2位の関西学院大に9ポイント差の112ポイントで2年ぶり16回目の総合優勝に輝いた。男女のダブル優勝は、2007年以来16年ぶりで7回目の快挙となった。
 
全日程を終わり、篠原祐剛監督は「近年、総合優勝が取れない中で、なんとか男女ともに総合優勝となり非常に嬉しく思います。総合優勝を取るための戦略やエントリーを行い、出場選手が役割や自分がやるべきことを責任を持って取り組み、取りこぼしが無く得点を重ね、決勝進出も果たしてくれました。例え、一人がミスをしても他の選手がカバーをして、総合力で得点を積み上げてくれました。今回男女ともにインカレポイントが4点入り、スピード部門で5位からスタートできる記録となりますので、スピードにしっかりつなぐことができました。1.2年生が多く入賞して若いチームですが、来年も良い選手が入ってくる予定ですので、簡単ではありませんが、選手たちのスキルや競技レベルを向上させて、連覇を目指してやるべき準備をしっかりしていきたいと思います」と総括した。土屋源輝男子主将は「今週に入り、ミーティングで気持ちを一つにして、インカレのために集中してトレーニングを重ね、みんなで力を合わせて総合優勝を果たすことができました。出場した選手一人一人がしっかりとポイントを取るという、一つの目標に向かって他の選手の活躍から刺激を貰い、士気をあげたことが、結果につながったと思います。自分自身4年生で、年明けのスピード部門や次の世代につなぐことができたので、今年のインカレ総合優勝、来年も連覇できるように頑張って欲しいです」と喜びを語り、水野葵由女子主将は「初日が終わり、総合優勝できるか不安でしたが、結果的に総合優勝が取れて嬉しいです。個人として、今までの試合では自分の思ったレースができず悔しい思いをしましたが、個人でポイントを取ってチームに貢献したいという思いもあったので、自分の中では納得のいくレースができたので良かったです。良いバトンをスピード部門に渡すことができたので、ショートチームとして良いサポートができるように後押ししたいです」と話し、スピード部門に期待を寄せた。
 
ST部門を16年ぶりに男女総合優勝を果たし、年明けのスピード部門の大きな弾みとなった。スピードスケート競技は1月5日から7日まで群馬県渋川市で行われ、ST部門からの好バトンを手に2年ぶりの総合優勝を目指す。
取材・カメラ(平川大雪)、文(Y.Y)2022.10.23