山梨学院広報課

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●2023全国高校駅伝山梨県予選
~男女ともに23回目の優勝・都大路切符獲得~
~男子は6区間、女子は全5区間で区間賞の力走~

男子第74回・女子第35回全国高校駅伝競走山梨県予選(兼関東高校駅伝競走県予選)が10月28日、富士河口湖町・西湖畔周回コースで男子は7区間42.195km、女子は5区間21.0975kmで行われた。この大会は、12月の全国大会と11月の関東大会の県予選を兼ねて行われ、男子14校、女子11校が出場。男子は、山梨学院高が1区で2位と出遅れたが、3区でフェリックス ムティアニ(1年)が区間賞の快走で首位に浮上。その後は各区間で区間賞をマークし、最終7区・保々遼斗(1年)も区間賞の走りで、両手でガッツポーズを作りながらゴール。昨年のタイムには及ばなかったものの、2時間10分35秒で13連覇、23回目の優勝を飾り、県王座を守り切った。一方の女子は、山学1区・川越愛実(2年)がスタート直後から首位をけん引するとその後の区間も首位の座を守り、昨年のタイムから30秒縮め、1時間15分30秒の完全優勝で15連覇を達成。23回目の全国切符を獲得した。全国大会(都大路)は12月24日に京都市内で行われ、山学男女は山梨県代表として出場する。
 
■男子 13年連続23回目の優勝
男子は午前10時10分に西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区の  渡邊莉玖(3年)がトップの巨摩に54秒差の2位で2区・本多巧樹(2年)に襷リレー。2区・本多は区間賞の走りで2位との差を縮める。3区・フェリックス ムティアニ(2年)は襷を受けた時点で42秒あったタイム差を縮め、さらに26秒の貯金を作り、首位で4区・小林柊(3年)に襷を渡す。4区・小林、5区・野口翔大(3)、6区・小島光稀(3)が最上級生として力強い区間賞の走りで、襷は最終7区・保々遼斗(1年)へ。1年生ながらアンカーを任された7区・保科は、後続との差をさらに広げる堂々とした走りで、県王座としてのプライドを守り、小さく両腕を上げ、フィニッシュテープに飛び込んだ。山学は、6人が区間賞を獲得し、2時間10分35秒の13連覇、23回目の優勝を果たした。2位以下は巨摩、笛吹、韮崎、富士北稜、東海大甲府と続き、上位6校が11月に茨城県で行われる関東大会に出場する。

【男子記録】7区間42.195km  優勝:山梨学院(13年連続23回目)
区間 選手名(学年) 区間タイム(順位) 総合タイム(順位)
1区(10km) 渡邊莉玖(3) 30′42(2) 30′42(2)
2区(3km) 本多巧樹(2) 9′04(1) 39′46(2)
3区(8.1075km) フェリックス ムティアニ(1) 24′43(1) 1:04′29(1)
4区(8.0875km) 小林 柊(3) 25′13(1) 1:29′42(1)
5区(3㎞) 野口翔大(3) 9′36(1) 1:39′18(1)
6区(5㎞) 小島光稀(3) 15′17(1) 1:54′35(1)
7区(5㎞) 保々遼斗(1) 16′00(1) 2:10′35(1)


 
■女子 15年連続23回目の優勝
女子は10時20分に男子と同じく西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区・川越愛実(2年)はスタート直後から集団から飛び出し、首位の座を守ると後続の韮崎に1分以上の差をつけ、2区・シャロン ムワンティ(1年)に襷をつなぐ。2区・ムワンティも区間賞の走りでさらに後続との差を広げ、襷は3区・井手笑菜(3年)へ。3区・井手は出場選手唯一の3年生・最上級生として安定の走りで首位を堅持し、区間賞を獲得。4区・新井帆乃花(2年)も首位を独走し、区間賞の走りで最後の襷は5区・西本佑菜(2年)へ。昨年も同じ区間を任された5区・西本も後続を寄せ付けない区間賞の走りで、ゴール前で仲間に向け、右拳を突き上げ、さらに二度三度両腕でガッツポーズを出し、笑顔でフィニッシュテープを切り、ゴールで待つ仲間の元へ飛び込んだ。山学は、全体タイムを1時間15分30秒と昨年よりも30秒縮め、2位に5分以上の大差をつけ、圧巻の完全優勝で15連覇を飾った。2位以下には韮崎、笛吹、巨摩、農林、甲府西と続き、11月の関東大会の出場権を獲得した。

【女子記録】5区間21.0975km  優勝:山梨学院(15年連続23回目)
区間 選手名(学年) 区間タイム(順位) 総合タイム(順位)
1区(6km) 川越愛実(2) 21′22(1) 21′22(1)
2区(4.0975km) シャロン ムワンティ(1) 13′47(1) 35′09(1)
3区(3km) 井手笑菜(3) 10′46(1) 45′55(1)
4区(3km) 新井帆乃花(2) 10′41(1) 56′36(1)
5区(5㎞) 西本佑菜(2) 18′54(1) 1:15′30(1)


 
関東高校駅伝は11月18日に千葉県旭市で行われ、全国高校駅伝は12月24日に京都市・たけびしスタジアム京都を発着点に争われる。山梨学院にとって23回目の都大路、これまでの選手たちが紡いできた歴史を受け継ぎ、師走の京都で1本の襷を繋ぐ。
文(Y.Y)、カメラ(今村スタジオ)2023.10.28