山梨学院広報課

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●宮崎ドラフト3位、日ハムが指名あいさつに山学訪問
~走攻守、いろいろな面で潜在能力を持つ逸材に期待~
~プロ選手の自覚が芽生えた。目指すは開幕で1軍~

先日の2023年度「プロドラフト会議」で山梨学院大学野球部・宮崎一樹選手を3位指名した北海道日本ハムファイターズ球団職員が11月3日、指名あいさつに山梨学院大を訪問した。40周年記念館会議室で行われた指名あいさつには北海道日本ハムフィターズから大渕隆GM補佐兼スカウト部長、高橋憲幸担当スカウトが出席。山梨学院からは古屋光司法人理事長、下田正二郎カレッジスポーツセンター長、齋藤雅代野球部長、須田喜照監督、宮崎選手の5人が出席した。はじめに大渕スカウト部長が「ドラフト会議でこちらの宮崎君をドラフト3位で指名させていただきました」と指名報告。
古屋理事長は「他の学生にとっても非常に励みになる素晴らしい出来事です。ぜひプロに行ってからも活躍して後輩たちにいい例を作っていただきたい」と述べ、宮崎一樹選手は「この1週間、ファイターズの映像とか見て本当にファンの皆さんがすごく温かく(感じ)て、日本ハムが好きになったので、そのファンの皆さんとたくさん喜べるように、喜ばせられるような選手になりたい」と挨拶した。続いて、出席者だけの歓談が行われ、その後、場所を変え大渕スカウト部長と宮崎選手は報道各社の囲み取材を受けた。フォットセッションでは二人ががっちり握手して笑顔でカメラに納まった。

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■日本ハムファイターズスカウトが指名あいさつ-
11月3日午後1時、40周年記念館会議室でドラフト会議(新人選手選択)で3位指名した北海道日本ハムファイターズスカウトが宮崎一樹選手への指名あいさつを行った。冒頭、北海道日本ハムファイターズ大渕隆スカウト部長の指名報告を受けて、古屋光司理事長が挨拶。「本日は本学の宮崎選手をご指名いただき本当にありがとうございました。やはりプロから声が掛かるということは、部員の皆さんにとっても非常に励みになりますし、また、野球という日本で非常に人気のある競技において、プロ選手が誕生したということは、山梨学院大学では多くの競技を強化しておりまして、他の学生にとりましても励みになる素晴らしい出来事でした。ぜひプロに行ってからも活躍して後輩たちにいい例を作っていただきたい」と述べた。宮崎一樹選手は「まだ、北海道にはいったことがないんですけど、この1週間、ファイターズの映像とか見て、本当にファンの皆さんとかすごく温かく(感じ)て、この1週間で日本ハムが好きになったので、そのファンの皆さんとたくさん喜べるように、自分自身が喜ばせられるような選手になりたいと思いますのでよろしくお願いします」と抱負を語った。その後、出席者のみの歓談が行われ、報道各社は会議室の外で待機した。

■歓談後の報道各社囲み取材で日ハムスカウト-
報道各社の囲み取材で、日本ハムファイターズ大渕隆スカウト部長は歓談での内容の一部を話した。「うちのレギュラーを目指すということだけでなく、NBPのオールスターに出ることだけではなく、今はWBCとか国際的なことがあるので、もうジャパンのメンバーになるんだという思いでやってほしい」と話し、指名に至った経緯には、「身体能力の高さと、努力する能力、この二つが揃っていたので、今現在は確かに上位で指名される野手とはすこし成績は出ていないかも知れませんが、これからの伸びしろという意味で評価しています。本人が非常に素直なイメージなので我々の指導の内容を丁寧に段階を踏んで伝えていけば、吸収していくんだろうなというイメージを持っています」と好感触を持つ。どんな選手になってもらいたいかには、「レギュラーで選手を引っ張るような選手になってもらいたい。投げること、走ること、打つこと、いろいろな面で潜在能力が長けているのでそれを全部出しきって、トリプルスリーを狙えるような選手になってほしい」と期待は大きい。などと宮崎選手に伝えた。

■宮崎一樹選手プロフィール
宮崎一樹選手は東京都日野市出身。山梨学院大スポーツ科学部4年、22歳。身長体重・184cm、84㎏のセンターを守る大型外野手。小学1年生(6歳)から野球を始め、中学時代は調布シニアでプレーをした。高校は山梨学院高に入学。甲子園出場も経験したが特別目立つ存在ではなく、山梨学院大に進学、関甲新学生野球連盟1部に所属する野球部に入部。須田監督に俊足、強肩を見込まれ大学1年秋季リーグからスタメンにも名を連ね、大学2年からレギュラーを獲得すると頭角を現し、持ち味を武器にさらに身体を大きくする日々の努力もあり順調に成長していった。その進化は大学3年(2022年)に発揮。2022年関甲新1部春季リーグで最多盗塁賞(12盗塁)、2022年秋季リーグでは最多本塁打打者賞(5本)、最多安打打者賞(24本)、最多打点打者賞(19点)と3部門で1位に輝き、打率も6割を超える目覚ましい活躍でスカウトの注目を集めた。そして、2023年春季リーグで走攻守揃う選手としてベストナイン外野手にも選ばれた。その後、7月に行われた第44回日米大学野球選手権大会の大学侍ジャパン代表メンバー26人の一人として選出された。昨年12月4日、上記大会に向けた大学侍ジャパン代表候補選手強化合宿では恒例の50m走測定で5秒91の新記録を出し、一躍名を上げ、今回のドラフト指名にも結び付いた。

■報道各社の囲み取材での宮崎選手-
宮崎一樹選手は日本ハムファイターズから直接、指名あいさつを受けた今の気持ちを、「本当にプロ野球選手になるんだという自覚が芽生えてきました。すごく身の引き締まる気持ちが強いので、しっかり練習していかないといけないなと思っています」と答えた。これからの正式入団を含めて、どのようにプロの道へ向かうか。「山梨で山梨学院高校から山梨学院大学まで山梨で7年間お世話になり、それを代表して日本ハムファイターズさんにお世話になるので、その自覚を持って、一生懸命プレーしたいと思っています。まだまだ自分自身足りない部分が多いので、1月に入寮すると思いますが、それまでにしっかり準備して、たくさん練習して少しでもレベルアップして臨めるようにしたい」と決意を表す。目標は、「まずは、足と肩というのは自分の中で強みと思っているのでそういった面からしっかりアピールしていって、開幕でも1軍を目指せるようにやって行きたい」と闘志を燃やす。

中学校時代に所属した調布シニア時代に2学年先輩に清宮幸太郎(日本ハム)がいた。先輩はすでに雲の上の選手で話したこともない憧れの選手だった。宮崎選手は、大きな先輩と同じ舞台に立てることに喜びを感じ、将来、クリーンナップでともに活躍できたらと夢を馳せた。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2023.11.3