山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●インカレ男子バスケ決勝トーナメント2回戦
~山学大 インカレ実績チームに快勝、8強進出~
~選手を信頼して明日の準々決勝に挑む~

「第75回全国大学バスケットボール選手権大会(インカレ)」決勝トーナメント2回戦8試合が12月8日、東京都大田区総合体育館で行われた。この大会は、全国9ブロックの予選を勝ち抜いた男女40チームがグループステージ(リーグ戦)及びトーナメント方式で戦い大学日本一を決定する。昨日、決勝トーナメント1回戦を勝ち抜けた山梨学院大(関東9位)は、2回戦を昨年度ベスト8で今大会シードの名古屋学院大(東海2位)と対戦した。試合は開始早々、名学大が山学ディフェンスの間に素早いインサイドパスを通し、2点を先制。その直後、山学のPG野溝利一の3Pシュートで逆転するが、名学大も3連続3Pで差を広げ
た。山学は態勢を立て直すと、4連続3Pなどで21-19と逆転した。第2Q、山学の攻撃コンビネーションが冴え、司令塔SF武内理貴のアシストでPG中村千颯が躍動、3Pやドライブシュートでたたみかけ、44-30と差を広げた。名学大も第3Qに猛攻。果敢に6つの3Pを決め一時は4点差まで迫った。激しい攻防の中、山学は相手の流れを我慢、後半に再び中村やSG河田優人の3Pでリードを引き寄せ68-59とした。第4Q、中盤まで一進一退の展開が繰り広げられたが終盤、山学留学生Cスヴェトリック・イゴールの連続オフェンスリバウンドから一気に突き放し89-71と勝利し、ベスト8に進出した。明日は準決勝進出を懸け、筑波大(関東7位)と対戦する。

■前半序盤、相手ペースも終盤、先輩司令塔とルーキーが奮起ー
昨日7日、決勝トーナメント1回戦に勝利した山梨学院大(関東9位)は、2回戦を昨年度ベスト8で今大会シードの名古屋学院大(東海2位)と対戦した。試合は開始早々、山学ディフェンスの一瞬の隙を突き名学大の素早いインサイドパスがインサイドに通り2点を先制。が、山学も#90PG野溝利一(3年)の3Pシュートがリンクに吸い込まれ逆転する。その後、山学はパスミス、パスカットが起因して3連続3Pを奪われリードを許した。前半は名学大が主導をしたが、山学も徐々に態勢を立て直し、司令塔#67SF武内理貴(4年)の的確なアシストでの得点や#67武内自身の連続3Pや#64SF山田光哉(4年)の4連続3Pで攻勢21-19と逆転して第1Q(クオーター)を折り返した。第2Q序盤、点を獲り合うが山学持ち味のオフェンスリバウンドで相手を圧倒する攻撃コンビネーションが冴え、SF武内のアシストで#5PG中村千颯(1年)がインサイドへのカットインドライブシュートや3Pでたたみかけ、44-30と大きく差を広げた。

■後半第3Q、相手3Pの猛迫にも、着実に得点を積み重ねるー
しかし、サイドが代わった名学大は第3Qに猛攻。名学大は積極的なインサイドアタックから好機を見出し甘くなった山学ディフェンス前から相手#14の5つを含め6つの3Pを決め一時は4点差まで迫った。激しい攻防の中、山学は相手の流れを我慢、後半に再び#5中村や#46SG河田優人(4年)の3Pでリードを引き寄せ68-59と9点差にした。第4Q、中盤まで一進一退の拮抗した展開が繰り広げられたが終盤、山学留学生C(センター)スヴェトリック・イゴール(1年)の連続オフェンスリバウンドでの連続得点から#5中村のドライブや3P、#67武内の個人技での得点で一気に突き放し、最後は出番の少なかった#26PF小野寺恒洋(4年)、#14SF上床洋人(4年)のシュートで試合を締めた。89-71で勝利し、ベスト8に進出した。明日は準決勝進出を懸け、筑波大(関東7位)と対戦する。

■山梨学院大結果《第75回全国大学バスケットボール選手権大会》 

◆男子決勝トーナメント2回戦《山梨学院大学VS名古屋学院大学》12/8 13:00
東京都・大田区総合体育館
〇 山梨学院大 89 1Q 21-19
2Q 23-11
3Q 24-29
4Q 21-12
71 名古屋学院大 ●
 

■全国強豪校に挑む強力布陣ー
山梨学院のスターティング5(ファイブ)
◆#2CKカボンゴ ジョナサン(4年)、#46SF河田優人(4年)、#64PF山田光哉(4年)、#67SG武内理貴(4年)、#90PG野溝利一(3年)の5人。
◆その他、#5中村千楓(1年)、#9SF齋藤晴(1年)、#98Cスヴェトリシック・イゴール(1年)、#68F高橋涼太郎(4年)、#26PF小野寺恒洋(4年)、#14SF上床洋人(4年)が随時途中交代した。

試合後、古田悟監督は動きの良くなった試合に、「相手のレベルが高くなって気持ちの問題だと思うのでそこは昨日より全然良い状況になったと思います。シュートもディフェンスも良く、昨日よりファールも我慢でき、昨日の試合はちょっと審判との対決になってしまった部分もあるので、今日はだいぶ修正できたと思います。負ける感じは全然なかったです。4点差位まで詰められましたけど、全然焦りはなかったので正直、選手を信頼していたので大丈夫でした。昨日は、とりあえずは8位目標と言いましたけど、選手たちの目標はベスト4なんですけど、優勝とまでは分からないですけど次は突破したいです。そこまでの力はあると思うので」と意気込みを語った。チーム最高得点24点を挙げた中村千颯選手は「今日は最初、自分のショットが入らなくて少し消極的になる部分があったですけれど、先輩や古田(監督)さんが“落ち着いて行け”と言ってくれたのでそれがしっかり自分のモチベーションになり、打ち続けた結果が今日だと思います。今の4年生が3部の時から連続で1部に上げてくれて、自分が入学したときにはもう1部という場所でやらしてもらって、今回も初めてのインカレで、昨日は納得のいかない自分のプレーであったですけれども、それでも試合終わりにも4年生の人たちが自分に“しっかり切り替えて行け”と声を掛けてくださって、ルーキーながら古田さんにもしっかりプレータイムを与えられているので、1年生だからという言い訳はしたくないのでそこはメンバーに入れていない先輩たちの分の思いも背負ってインカレに臨んでいます」と語った。代名詞の3Pとアシストで勝利に貢献した武内理貴主将は今日良かった点について「昨日のゲームが良くなかったので、今日は相手がやりたいバスケットをやらせずに40分戦えたかなと思います。相手がゾーンとか、マンツーマンとかチェンジングディフェンスをしていたんですけど、自分たちの武器であるスリーポイントを迷わずに積極的に打って、ディフェンスでもリバウンドを取られると流れが悪くなるのでディフェンスリバウンドが取れたことが勝因だと思います。(対戦相手に)関東の大学とは違ってスピード感もありますし、チーム力が強いなと感じました。そこは自分たちも個の力では関東とかでは勝てないと思うのでチーム力で戦った結果、勝てたと思います。(明日の戦いに)自分たちのチーム目標がベスト4ですので自分もこのインカレは日体さん、筑波さんをフォーカスして取り組んできたので自分の持っているもの、チームが持っているものをすべて明日出してベスト4を達成できるように頑張りたい」と気を引き締めた。

明日、山学大は準々決勝を75年連続75回目の出場で優勝5回、準優勝12回とインカレの歴史とともに歩んできた名門、筑波大と準決勝進出を懸けて国立代々木競技場第二体育館に場所を移して対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2023.12.8