●第100回箱根駅伝 山学大壮行会
~約1500人がエントリーメンバー16人を激励~
~4年連続37回目の箱根路、シード確保を目指す~
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走に出場する山梨学院大陸上競技部の壮行会が12月13日、甲府酒折キャンパスで行われ、学生、教職員など約1500人から激励を受けた。山学大陸上競技部は今年10月の予選会を13位で通過し、4年連続37回目の本大会出場を決めた。今月11日早朝には16人のエントリーメンバーを発表、13日午前には報道陣に向けて練習を公開した。壮行会では、16人のメンバーが麻場一徳陸上競技部長/監督、飯島理彰駅伝監督らスタッフとともに入場。中島快都主務がメンバーの名前と学年・所属学科を紹介した。青山貴子学長らから激励を受けた川原正輝主将は「100年の歴史のある大会に我々も参戦できることにとても嬉しく思うとともに、優勝経験のある伝統校として13位での出場に少しもどかしさもあります。今までと違う新しい山梨学院大学を箱根路で見せ、目標のシード獲得を目指し、全力でチーム一同頑張ってきます」と決意を語った。箱根駅伝の号砲まであと19日、8年ぶりのシード権獲得を目指し、この日の応援を糧にチーム一丸となり100年目の歴史ある箱根路の舞台に向かう。
壮行会に先立ち、今月11日、早朝午前6時に甲府市内でエントリーメンバーの発表が行なわれ、中島快都主務がエントリーメンバー16人の名前を読み上げ、一人一人が全部員を前に決意を語った。今大会のエントリーメンバー16人は、箱根駅伝経験者5人、登録経験者3人、初登録者8人。
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壮行会は12時20分から40周年記念館前で行われ、川原正輝主将を先頭に16人のエントリーメンバーと麻場一徳部長/監督、飯島理彰駅伝監督らスタッフが入場。中島主務がエントリーメンバーの名前と学年・所属学科を紹介。青山貴子学長は「箱根駅伝は非常に歴史のある大会です。多くの大学が予選会に出場し、本学が本戦出場権を勝ち取り、お正月の楽しみとして県民を含む多くの方が期待しています。予選会の結果は、薄氷を踏むという表現もされていましたが、駅伝の神様が伝統校・山梨学院が記念大会で底力を示して欲しいということでチャンスをくださったと思います。学生の皆さんも是非、現地やテレビで応援をして、盛り上げていただき、選手の皆さんは、応援を受けて力強い走り、悔いのない走りを見せて欲しいと思います」と選手を激励し、下田正二郎カレッジスポーツセンター長はこれまでの本学の箱根での戦いに触れ「出場37回を数える本学は、かつては強豪大学と呼ばれ、その伝統を引き継いでいます。我々には失うものはありませんので、堂々とした悔いの無い思い切ったレースをして欲しいと思います」とエールを送った。これを受け、飯島理彰駅伝監督は「来年は箱根駅伝100回大会です。100回という節目の大会に巡り合ったこと、100年の歴史のある箱根駅伝に出場できることにとても光栄に思います。今年は川原キャプテンを中心に、シード権獲得を目標に掲げ、声を掛け合い、励ましあい、与えられた役割を全力で取り組んできました。その結果、例年より故障者が少なく、多くの者が自己記録を更新しています。箱根駅伝は、この高めてきたチーム力を体現できるような走りをしたいと思っています」と語り、川原正輝主将は「予選会では13校までが本戦に出場できる中、我々は13位で14位のチームと3秒差と思うような結果を残せず、とても悔しい思いをしました。これまで課題点をしっかり追求し、ここまできています。今年は100回目の記念大会で、とても注目度も高く、100年の歴史のある大会に我々も参戦できることにとても嬉しく思うとともに、優勝経験のある伝統校として(予選会)13位での出場に少しもどかしさもあります。今までと違う新しい山梨学院大学を箱根路で見せ、目標のシード獲得を目指し、全力でチーム一同頑張ってきます」と決意表明した。最後に学生を代表し、松澤勇太学生会長は「100回の伝統ある箱根駅伝に常連校として出場することは大学の誇りです。箱根路に挑み、颯爽と駆け抜ける皆さんに多くの方が勇気づけられると思います。私たちは一つになって応援し、皆さんの背中を押したいと思います。皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう願っています」と述べ、応援指導部が校歌とエールを送った。
壮行会後には、山梨学院広報スタジオで合同取材が行われ、各選手が意気込みや抱負を語った。第100回箱根駅伝は来年1月2日・3日、東京都大手町から神奈川県芦ノ湖までの往路5区間、復路5区間の往復10区間で行われる。今回は、記念大会のため、関東学生連合チームは編成されずに、前回大会シード校10校と予選会を勝ち抜いた13校の全23校が出場。シード権争いは例年以上に厳しいものとなり、選手らはこの日の激励や沿道での応援を背に、母校の襷を繋ぎ、37回目の箱根路を疾走する。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.12.13