山梨学院広報課

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●第96回選抜高校野球大会 前回覇者山梨学院1回戦
~津島好投、櫻田好救援 投打が噛み合い快勝~
~荒天の中でも約1000人の大応援団が後押し~

前回、春夏を通して初の甲子園優勝の快挙を成し遂げた山梨学院高校が3月20日、「第96回選抜高校野球大会」大会3日目1回戦に登場、京都外大西高校(京都)と対戦した。試合開始前には、一塁側アルプススタンドに出場選手以外の野球部員30人や吹奏楽部50人、チアリーダー部20人をはじめ、生徒会、一般生徒、教職員など学校関係者計約500人、それに野球部保護者会、PTA、一般観客が約500人、総勢1,000人を超える応援団が集結した。強風が吹く中、午前11時20分、京都外大西高の先攻で開始された。山梨学院の先発は、左腕津島悠翔投手。津島は2回表、2本の安打で1点を先制されたが、山梨学院は4回裏、四球と安打の走者を犠打で送り一死三塁二塁とすると、6番横山悠が2球目をスクイズ、そつなく同点に追いつくと6回にも安打、四球の走者を犠打で再び一死三塁二塁の場面で6番横山の遊ゴロの間に1点を勝ち越し、続く二村仁功の適時打で1点を加え3-1とした。先発の津島は3回以降は相手打線を無失点に抑える好投。7回はエース櫻田隆誠がマウンドに立った。強風に雨が加わった荒天の中、山梨学院の7回の攻撃、2四球を好機に変え、相手の守備の乱れも絡み2点を追加、さらに2本の長短打で2点、この回4点を奪い7-1と突き放した。継投した櫻田は安定感抜群の投球で相手打線を抑え、山梨学院は1回戦を勝利で飾り、連覇に向け幸先よいスタートを切った。2回戦は創志学園高(岡山)と対戦する。

■1,000人を超える山梨学院応援団、荒天の中、駆け付けるー
3月20日午前2時、生徒会、応援団、吹奏楽部、チアリーダー部、出場登録選手以外の野球部員、一般生徒、教職員総勢約500人が13台のバスに分乗して学校を出発。時間調整して20日午前10時30分前には甲子園球場に到着。第2試合開始前には一塁アルプススタンドに野球部保護者会やPTA・学校関係者、一般客約500人、総勢1,000人を超える応援団が勢揃い、試合開始を待った。

■試合開始前、選手に向けて応援の言葉を聞いたー (顔写真なし)
❖野球部の応援団長を務める池田 丈選手(3年)は「初戦は緊張して力が発揮しずらいと思うんですけど、緊張を吹き飛ばすぐらいの応援をしたいと思います。一つでも多く勝ってほしいので自分たちは精一杯、スタンドが一体となるように選手を勢いづけたい」と次は自分たちだとの思いを込めて応援で甲子園を体験する。❖山本紅葉生徒会長(3年)は「生徒会としてはプラカードを出して全体に声を出し、指示を出しながら応援します。2連覇という期待の中での出場になるんですけど全校で一体感のある応援を目指して選手の力になるような応援ができればいいなと思います。プレッシャーに負けないで自分たちらしさを大切に戦ってきてほしい」と一体感を目指す。❖応援団長の遠山侑那(2年)さんは「去年、先輩方が優勝して自分たち応援団も周りから注目されている学校だと思うので、応援団を自分で引っ張って行けるぐらい意識を高く持って、自分のできる限りを精一杯頑張りたい」と元気に話した。❖吹奏楽部でフルートを担当する清水俊吾部長(3年)は「部員の思いとしては、野球部とか他のサッカーとか、いろいろな部活を卒業した後でも、山梨学院の吹奏楽部の音の応援が心に残っていると思ってもらえるような演奏がしたいなと思います。一番は大きな音で選手を力づけるので勝ってほしいです。今日は10数曲を演奏。みんなで元気づけられるように『ビッグウエーブ』をしっかり演奏したい」と話した。❖チアリーダー部の浅尾風樺部長(3年)は「去年優勝して注目もされていると思うのですけど、プレッシャーに負けずに選手に笑顔で応援を届けられたらなと思います。伝統である伸太郎さんの『ビッグウエーブ』や『求心歌』などを中心に野球部と一緒に応援します」とそれぞれに選手にエールを送った。(学年は新学年)。❖鬢櫛洋介野球部保護者会会長は「我々は子どもの背中を押すことしかできないので、アルプスのスタンドから精一杯、頑張れという気持ちを込めて応援します。(連覇は)あくまでも結果ですので、去年のプレッシャーも多々あると思うんですけど、まずは一戦必勝で子どもたちには頑張ってもらって、その結果として優勝がついてきてくれればうれしいですね」と期待をする。

■前回覇者山梨学院の注目集める1回戦は18年ぶり出場の京都外大西高ー
3月20日、近畿地方は強風、雷雨など荒天が予想された。午前9時からの1試合目は日差しがあるものの、強い風が吹きつける中で行われた。山梨学院高の試合は第2試合目。午前11時20分、甲子園球場上空には黒い雲が散見されるが、まだ風だけが強く吹く状態で京都外大西高の先攻で開始された。山梨学院の先発は、左腕津島悠翔投手(2年)。昨秋の関東大会でも準決、決勝の2試合で先発登板した。直球のスピードはないものの、カーブ、スライダーの変化球をコーナーに投げ分ける投球が持ち味。津島は1回表三者凡退で上々の立ち上がり。しかし2回表、4番、5番打者に連続安打を許し1点を先制された。山梨学院は、強豪校ひしめく昨秋の近畿大会で大阪桐蔭高に競り負けるも準優勝で18年ぶり7回目出場の立役者になった京都外大西高エース田中遥音(3年)に3回まで安打1本に抑えられた。4回裏、3番河内佑樹(3年)の四球と4番梅村団(2年)の安打を足掛かりに一死三塁二塁とすると、6番横山悠(2年)が2球目を投前にスクイズ、そつなく同点に追いついた。
6回にも河内の安打、四球の梅村、5番鉢尾泰地(3年)の定石通りの犠打で再び一死三塁二塁の得点場面を演出。6番横山は初球を強振、遊ゴロなるがその間に三塁走者が生還、1点を勝ち越した。続く二村仁功(2年)も初球を左前適時打で1点を加え3-1とした。二村は昨年のセンバツ優勝時、このチームの中で唯一出場選手に名を連ねていたが出場機会はなかった。初の甲子園の打席に立ち、この一打でチームを勢いづかせる貴重な追加点を入れた。先発の津島は2回以降、京外西打線を2安打に抑える好投で山梨学院は7回からエース櫻田隆誠をマウンドに送った。

■荒天の中でも、大応援団の声援は選手たちを勢いづけたー
6回が始まるころから強風に雨が加わった荒天の中、山梨学院の7回の攻撃。荒天の影響からか京外大西の田中投手は、2四球と4番梅村への初球暴投で二死三塁二塁のピンチに立った。得点の好機に打席に立った梅村は2球目を雨の左翼へ放った。しかし、打ち取られたと思われた打球を左翼手が落球。2走者が生還し、相手の失策で5-1とリードした。強風、横殴りの雨が打ちつける中、ビッグウエーブが流れ、大声援がこだました。続く5番鉢尾の中前打、6番横山の左中間への適時三塁打で2点を追加。応援団のボルテージは最高点に達した。横山は同点のスクイズ、勝ち越し点、そして勝利を確実にする2点打を放ち、この試合4打点の活躍。山梨学院は7-1と突き放した。7回から継投した櫻田は相手打線を3回1安打に抑える安定した投球で完璧に抑えた。山梨学院は1回戦を勝利で飾り、連覇に向け幸先よいスタートを切った。試合終了後、山梨学院校歌が昨年から7回連続の甲子園球球場に流れ、荒天にも関わらず一塁アルプスタンドの応援団から選手に温かい大きな拍手が送られた。2回戦は創志学園高(岡山)と対戦する。

■山梨学院高校VS京都外大西高校 大会1日目第2試合 甲子園球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
京外大西 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
山梨学院 0 0 0 1 0 2 4 0 × 7

■山梨学院高先発打順・守備位置
1. 黒澤后琉(③ 中) 2.萬場翔太(② 二) 3.河内佑樹(③ 右) 4,梅村 団(② 一) 5.鉢尾泰地(③ 三) 6.横山 悠(② 捕) 7.二村仁功(③ 左) 8.平野天斗(② 遊) 9.津島悠翔(② 投) ※〇囲みは新学年
[投手]津島⇒櫻田隆誠(③)→[捕手]横山
津島=投球回:6回 打者数21 投球数72、被安打4 奪三振4 四球0 失点1
櫻田=投球回:3回 打者数11 投球数37、被安打1 奪三振3 四球1 失点0
[打撃] 安打8《三塁打:横山、二塁打:河内》 四球6 三振2
[交代]黒澤(左)⇒(H)中原義虎(③)⇒山田将吉郎(③ 左)
 
文(K.F) カメラ(平川大雪・今村佳正、R.K) 2024.3.21