●山学高で第76回山梨県高校総合体育大会壮行会
~2年連続3度目のW優勝を目指して、いざ出陣~
~テニス部女子・西村主将が選手宣誓 健闘を誓う~
山梨学院高校で5月8日に開幕する高校スポーツ最大の祭典、2024年度「第76回山梨県高校総合体育大会」壮行会が5月7日、山梨学院高体育館で行われた。感染症予防の措置として約1,100人の生徒の内、1年生は教室でのリモート参加となり、2年生、3年生が会場に集まった。8日から10日までの3日間の日程で甲府市・小瀬スポーツ公園をメイン会場に開催される大会に選手の活躍と健闘を祈り激励した。今大会は、山梨県下男子38校、33競技種目(硬式野球は含まれず)と女子37校33競技種目で選手たちは日頃の厳しい練習で培った力と技を競い合い、個人と団体で総合対抗得点を懸けて山梨県高校一の座を目指す。昨年11年ぶり2度目の男女W優勝を果たした山梨学院高校は男子が11競技、女子が9競技に出場する。壮行会では、吉田正校長が「君たちが優勝に向かってやろうとしているその姿は称賛すべき姿だと思うし、君たちが他の高校生の一つの目標になってほしいと思っています」と挨拶。続いて生徒会の山本紅葉会長が激励の言葉を掛けた。それに応え、テニス部女子・西村美璃主将が高らかに選手宣誓を行い、最後に全員で校歌を斉唱、続いて吹奏楽部が軽やかに演奏する“突撃のテーマ”を応援団長の号令の下、チアリーダー部や会場全員で出場選手を壮行した。山梨学院選手団は今大会、2年連続3度目の男女W優勝の快挙に挑む。
壮行会は5校時を使い午後1時に開始された。午前中まで降った雨もはっきりせず、前庭で予定された壮行会は急遽体育館に変更、行われた。初めに吉田正校長が挨拶。「昨年、男女とも優勝して、それを遡ること11年前にやはり男女とも優勝しています。男女とも優勝しているのは山梨学院だけなんです。優勝なんて手に届かない学校は、あるいは選手たちは1回戦突破を目標にしているところが県内では圧倒的に多いのですね。それを君たちは優勝に向かってやろうとしているその姿は称賛にすべき姿だと思うし、君たちが他の高校生の一つの目標になってほしいと思っています。ただ勝つことが目的ではなくて、人間として少しでも成長できるようになることが望まれて、ここ山梨県だけではなく毎年、高等学校の総合体育会が開かれているわけです。県内だけではなく、全国各地で開かれているのは競技力の向上とそして、人間力の向上です。それを君たちは求められているなということをもう一度頭の中に入れてもらって、自分の目指す競技で頂点を目指して頑張ってください」と語り掛けた。続いて生徒を代表して山本紅葉生徒会長(3年)が「いよいよあすからの3日間、県総体が始まります。各部の選手の皆さんは、団体、そして個人の目標に向けこれまでの練習に励んできたと思います。そんな皆さんの努力が悔いなく発揮され、良い結果につながることを願っています。選手の皆さんの活躍を期待し、生徒一同応援しています。頑張ってきてください」と激励の言葉を贈った。これを受けて、選手宣誓は昨年に続けてテニス部女子主将が務めた。部旗を持った出場クラブの選手に囲まれたテニス部女子・西村瑠璃主将(3年)が「宣誓。私たち選手一同はスポーツマンシップにのっとり、今まで培ってきた練習の成果を発揮し、新型コロナの影響で大会が縮小された中学時代を今一度思い出し、制限なく大会されることへの感謝と喜びを噛みしめながら正々堂々競技することを誓います」と力強く選手宣誓。大会での健闘を誓った。続いて壮行に移り、吹奏楽部の演奏に合わせ生徒教職員全員で校歌を斉唱。最後に応援団、吹奏楽部、チアリーダー部を中心に山梨学院高のオリジナル応援曲“突撃のテーマ”で出場選手を激励、大会へと送り出した。
壮行会が始まる前、昨年、県総体で初優勝を飾り2年連続優勝を狙うラグビー部の渡辺侑主将(3年)は「自分たちがこだわってきたセットプレーを存分に発揮して、ただ勝つだけではなくて圧倒して勝ちたい」と優勝に意欲を示した。
山梨県高校総体は、すでに種目数や出場人数、出場校の多い陸上、サッカー、ラグビー、テニスなどいくつかの競技は、随時先行開催され、熱戦が繰り広げられている。4日に行われた陸上競技1日目に山梨学院は、男子400mで有井謙成③が今大会1種目目の優勝を飾り、男子1500mではフェリックス・ムティアニ②が優勝、2位に佐藤新太②、女子1500mはシャロン・ムアンテ②優勝、3位に戸澤瑠南①が上位入賞。男子4X100mリレー(三島秦斗①、有井謙成③、雨宮剛生①、コナマイ・マサシ③)では3位に入った。同じく4日に行われたラグビー準決勝の東海大付属高対戦は、102-0と圧勝。10日の大会最終日に日川高と対戦する。5日に行われたサッカー準々決勝は日大明誠高に0-2で敗れた。6日に行われたバスケットボール男子は甲府昭和高と対戦。85-75で初陣を飾り、8日に城西高と2回戦を戦う。同じく6日の硬式野球決勝戦は、日大明誠高を5-1で2年ぶり8度目の優勝を果たし、関東大会出場を決めた。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2024.5.7