●山学高ソフトボール部 インターハイ県予選 決勝
~昨年に続き帝京第三高と対戦し、7対0のコールド勝利~
~6大会連続24度目出場のインターハイでも優勝を目指す~
令和6年度「全国高校総合体育大会(インターハイ)ソフトボール競技山梨県予選」準決勝・決勝戦が6月9日、双葉スポーツ公園グラウンドで行われた。山梨学院高ソフトボール部女子は、8日の初戦、塩山高校を33-0で下し、9日の準決勝戦では甲府昭和高校に5-1で勝利。帝京第三高校との決勝戦では7-0、5回コールド勝ちを収め優勝。6大会連続24度目のインターハイ出場を決めた。決勝の帝京第三高校戦は3回表まで帝京第三高をノーヒットで抑えると、3回裏で郷古あいみの三塁打、武石萌愛の2ラン等により3-0とする。その後も4回裏で金子実依奈、武石の安打により2得点を追加し、5回裏でも森田結菜の二塁打、郷古の3塁打もあり5-0のコールド勝ちとなった。先発の田波媛子は無安打投球で、出塁も2回表の四球により1人を許したのみの完璧な投球。インターハイソフトボール競技は長崎県大村市で7月22日から25日までの日程で行われる。
1965年に創部され、59年の歴史を誇る山梨県屈指の強豪校と君臨してきたソフトボール部女子は、2019年度以降で県内大会は全て優勝しており、2021年はインターハイ優勝を果たしている。昨年2023年度のインターハイでは準々決勝で敗退となったため、今年は2年ぶりのインターハイ優勝を賭け、県予選を戦う。6月8日の1回戦は塩山高校を33-0で下し、翌9日の準決勝戦では甲府昭和高校に5-1で勝利。県予選の決勝は、昨年と同じく帝京第三高校と戦う。
《6月9日 決勝 甲斐市・双葉スポーツ公園グラウンド》
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合計 | |||
帝京第三高 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | ||
山梨学院高 |
0 | 0 | 3 | 2 | 2× | - | - | 7 |
試合は3回表まで田波媛子の好投により帝京第三高をノーヒットで抑えると、3回裏で郷古あいみの三塁打、金子実依奈の四球による出塁でノーアウト1,3塁の得点チャンスを迎える。ここで打席に立った塩田優和は二ゴロとなるも、郷古がホームへ戻り先制点を上げると、続く武石萌愛が2ランを打ち3-0とする。その後も4回裏で金子、武石の安打により2得点を追加し、5回裏でも森田結菜の二塁打、郷古の3塁打もあり5-0コールドにより勝利した。先発の田波は無安打投球で、出塁も2回表の四球により1人を許したのみの完璧な投球で試合を制した。
試合後、渡辺努監督は「(インターハイ予選の)内容的にはもっといけるとも思いましたが、プレッシャーも掛かる中でよく出場権を得られたと思います。トーナメントでプレッシャーが掛かる中で平常心のプレーができるということは簡単ではないということが分かりました。春の選抜大会では中途半端な結果で選手達も悔いを残す結果で終わっているので、(インターハイでは)一試合でも多く戦ってもらいたいです」と語った。塩田優和主将は「自分たちの思うようにいかないこともありましたが、最後勝てたことはよかったです。とりあえずほっとしています。県大会を突破できたので、長崎(のインターハイ)に向けてもう一度頑張りたいです。チームとしても日本一を目標にやってきたので、日本一だけを目指して1か月半準備したいです」と決意を語った。
インターハイソフトボール競技は、長崎県大村市で7月22日から25日までの日程で行われる。2021年以来3年ぶりの優勝を目指して、チーム一丸となり更なる強化を行う。
文(R.K)カメラ(平川大雪) 2024.6.9