●YGUグローバル・エキスパート認定表彰式
~認定者は前年度の4倍以上に増加~
~初のシニア認定者も2名誕生~
6月10日に2023年度「YGUグローバル・エキスパート認定」表彰式が山梨学院大学キャンパスセンター棟2階のSeedsシアターで行われた。2023年度は前年度の10名から大幅に増えた47名が認定者に該当し、初のシニア認定者も2名誕生した。青山貴子学長はルーキー、ジュニア、シニアの取得ポイントごとに認定者を呼名し、各代表者3名へ認定書を授与するとともに、学生の努力を称え更なるグロエキ制度の活用を呼び掛けた。また、各ポイント認定者を代表して松本修和さん(法学部2年)、趙佳恵さん(法学部3年)、TRAN THI MINH TAMさん(経営学部3年)の3名が挨拶し、グロエキの活動を通して学んだことと今後の抱負を述べ、表彰式出席者からは大きな拍手が送られた。
山梨学院大学では2022年度から全学的国際化の一助とし、学生の国際共修やグローバルマインドの醸成を目的に、「YGUグローバル・エキスパート認定」制度(以下:グロエキ)をスタートさせた。この制度はグローバルラーニングセンターおよび学生センターが提供する「国際化」に関連する機会(授業・授業外のイベント参加や諸活動、海外留学など)を積極的に活用し、語学と国際共修の両方面で高度な実践力を修得したと認められる学生を表彰する認定制度。指定科目の履修やイベント参加、語学試験結果、海外留学などに応じポイントが付与され、累積ポイントが一定以上になると表彰(報奨金授与)される。具体的には、大学の指定する国際共修や語学に関する正課科目の単位修得や英検、TOEIC、中国語検定(HSK)などの語学試験結果などによりポイントを加算。さらに正課外活動として、日本語ピア・サポーターや国際共修科目のStudent Adviser、国際交流イベントや各ワークショップの参加などでもポイントを得ることができる。このほか、海外留学にもポイントを付与し、そのポイント獲得合計が80ポイントで「ルーキー」、150ポイントで「ジュニア」、300ポイントで「シニア」、500ポイントで「エキスパート」と順を追って高く表彰し、ポイントに応じて報奨金が支給される。
制度の2年目となる2023年度は、前年度の10名(ルーキー認定者10名、ジュニ
ア認定者2名※)から大幅に増え、初のシニア認定者2名を含む47名(ルーキー認定者41名、ジュニア認定者12名、シニア認定者2名※)が受賞。表彰式では、グローバルラーニングセンターの齊藤眞美センター長より制度概要の説明を含めた挨拶の後、青山貴子学長より取得ポイントごとに認定者を呼名し、各代表者へ認定書を授与した。
※複数ポイント認定者を含めた内訳
「ルーキー」に認定された法学部2年 松本修和さんは「国際的な学習ができる点は、本学への入学を決意した大きな理由の1つでした。入学後は、積極的にEnglish Cafeに足を運び、留学生や先生方とコミュニケーションを取るようにしています。始めた頃は会話中に言葉が出ず悔しさを感じていましたが、通い続けた結果徐々に会話ができるようになり、この頃から英会話に楽しさを感じるようになりました。そんな中参加したシンガポールのEnjoy海外!プログラムでは、見るもの全てが新鮮で楽しく、より一層英語学習に対するモチベーションが向上しました。卒業後にはワーキングホリデービザを取得し、オーストラリアで生活する予定なので、今後も英語学習に力を入れていきたいと思います」と自信の経験と今後の抱負を語った。
「ジュニア」に認定された法学部3年 趙佳恵さんは「この度はグロエキ制度のジュニア認定を獲得でき、大変嬉しく思っています。これまでの2年間、私は多くの国際的なイベントに参加し、素晴らしい経験をすることができました。English Caféのイベントでは様々な国の文化を経験し多くの外国人の友人ができ、さらにEnjoy海外!プログラムに参加したことでより広い世界を知ることが出来ました。これらの活動を通じて本当の自分を探求し、自分の限界を知ることが出来ました。そして、先生や友人たちの優しさと励ましにより、自分の限界を広げより良い自分になることが出来ました。これからも積極的に活動し自分の人生の可能性を追求していきたいと思います」と挨拶した。そして今回初のシニア認定となった経営学部3年 TRAN THI MINH TAMさんは「グロエキ制度によって私は様々な国際的な授業や異文化交流イベントに参加する機会があり感謝しています。そしてグロエキの活動を通して異文化を理解したり新しい友達をつくったりと充実した大学生活を送ことが出来る学生がいると信じています。入学したばかりの頃は自分の言語能力に自信を持てませんでしたが、先生や友人の応援もあり楽しくイベントに参加できました。YGUのキャンパスでは日本人と外国人の学生が一緒に学んでいます。私たちは異文化の壁を乗り越え、お互いの文化を共有していけると信じています。これからも相互の文化理解のため1歩ずつ進んでいきましょう」と大学への感謝と共に自身の経験を語った。
青山貴子学長は「本日はおめでとうございます。昨年と比べ人数がぐっと増えたことが1番の嬉しいところです。本学が目指している国際性あふれるキャンパスづくりは、本日ここにいる皆さんのような方々が活動し、成長することで実現できるものであり、そういった皆さんが確実に増えていることは大学としてとても喜ばしいことです。齊藤先生のお話にもあった通り、認定は1つの到達点ですが、大切なのは更に高みを目指すこと。認定者の皆さんは成長を重ねている方々ですが、キャンパスを見回すとこのチャンスを掴んでほしい人に溢れています。皆さんはそういった仲間に認定制度の良さやチャレンジしていくことの楽しさを伝えてくれる、キーパーソンだと思っています。次は皆さん自身がおめでとうと言える友人、仲間を作ることに邁進してください。そして、これからも引き続き研鑽を重ねていってください」と祝福の言葉と共に、更なるグロエキ制度活用へ期待を述べた。
文(R.Y) カメラ(平川大雪) 2024.6.10