●2024年度山学短大学生チャレンジ制度認定書授与式
~3団体に認定書が授与され、学生の挑戦を応援~
~短大での学びを実践し、地域社会への還元を目指す~
2024年度山梨学院短大学生チャレンジ制度認定書授与式が7月4日、短大サザンタワー6F会議室で行われた。学生チャレンジ制度は1995年度に創設され、学生のやる気やチャレンジ精神に山梨学院短大が経済面などで全学的に支援する制度で、今回記念すべき30回目となった。今回、短大では応募期間中に集まった企画の中から、教育的効果・人間形成への影響度・独自性・ユニーク度・実現可能度などを総合的に審査し、特に短大ならではの視点から幼児教育や食、健康など地元・山梨に密着し、さらに社会に還元できることを審査対象に加えて、3団体の計3件が認定された。認定書授与式には各企画代表者らが出席、飯野雄大学生部長から代表者3人に認定書が授与された。経過報告の後、「スウィーツで広がる地域の輪」の企画で認定された「スウィーツの美味しさで繋がり隊」の食物栄養科2年の服部凛さんが挨拶し、「今回のチャレンジを通して、食べてもらう人のことを考えてつくるということを改めて見直し、製菓技術の向上とともにメンバー同士の交流や地域の方々とのコミュニケーションを大切に、グループ一丸となって取り組んでいきたいと思います」と企画実行への意気込みを述べた。
山梨学院チャレンジ制度は、“行動する学生”の意欲を全面的に支援する山梨学院独自の制度で今回、30回目の実施となる。この制度は『学生の課外活動を通じて得られる主体的探究心と積極的な行動力の涵養』を目的に行われ、「こんなことに挑戦したい!」という企画の計画書を作成し山梨学院短大に提出。応募企画の中から優秀案に奨励金が支給される。短大では今年度、5月8日から5月27日の期間で企画を募集。応募の中から、山梨学院短大の選考委員が審査した結果、「スウィーツで広がる地域の輪」など3件の企画が認定された。
■認定書授与式
認定書授与式は、短大サザンタワー6F会議室で昼の休憩時間を充て行われ、各企画認定代表者と各団体のメンバー、関係者、指導教員、職員などが出席した。司会進行を関戸元恵食物栄養科講師が務め、初めに山梨学院短期大学・羽畑祐吾学長が挨拶に立った。「皆さん、本日はおめでとうございます。今回は3つの団体・ゼミが2024年度の学生チャレンジ制度に認定されましたが、ある共通点があります。それは、すべて学外に向けた企画であり、どの企画も特定の団体や施設と関わりを持っているという点です。皆さんには、本学で学んでいるそれぞれの専門的知識、専門的実践力をそこで発揮していただきたいと思います。そして、本学の代表として、地域の施設や団体を通して、その団体だけではなくその外にいる、そこから繋がる地域の多くの人たちに、皆さんの知識やスキルを広げていってほしいと思います。さらに、専門的知識や専門的実践力だけではなく、思いやりと総合的人間力をそこで磨いてきてください。皆さんの実りある成果を年度の後半にお聞きすることを楽しみにしています」と学生への期待を述べた。続いて、飯野雄大学生部長・保育科准教授から経過報告がり、その後認定書が各団体代表者に授与された。飯野雄大学生部長は「羽畑学長からも話があった通り、地域での連携ということが非常にキーワードになっておりますので、この企画それぞれをきっかけにして、地域との関係づくりがより深まっていくことを期待しております」と学生たちを激励した。引き続き、認定団体を代表して食物栄養科の服部凛さんが「この度は学生チャレンジ制度を企画頂きありがとうございます。今回のチャレンジを通して、食べてもらう人のことを考えてつくるということを改めて見直し、製菓技術の向上とともにメンバー同士の交流や地域の方々とのコミュニケーションを大切に、グループ一丸となって取り組んでいきたいと思います」と企画実行への意気込みを語った。その後、各企画認定書受賞者代表者とメンバーら全員で記念写真に納まり、授与式は閉会となった。
■企画内容 《認定企画一覧はこちら》
■授賞式後のインタビュー
授賞式後、鈴木耕太ゼミの食物栄養科2年・堀内陽介さんは「この地域の魅力も伝えながら、困っている人たちを助けつつ、このプロジェクトを成し遂げたいという気持ちでいっぱいです。収穫から取り組んで、最後はやはり美味しく調理できないと意味がなくなってしまうと思うので、何回も試行錯誤を重ねておいしいものを最終的には出したいと思っています」と意欲を示した。
また、加山総子ゼミの保育課2年・尾﨑綾音さんは「自分たちで考えた企画が先生方や学校に認められたということがとても嬉しく、活動により前のめりな気持ちになってきました。この企画は先輩たちの活動を受け継いでいるので、その先輩の活動をより広く、深く取り組んでいけるようにしたいと考えています」と企画の実現への思いを語った。
企画の実施終了は、2025年1月末予定(各認定企画の終了予定では概ね12月末で完了になっている)。その後、卒業式までに報告会が行われる予定となっている。
文(R.Y)カメラ(平川大雪) 2024.7.4