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●第106回全国高校野球山梨大会 準々決勝
~得点チャンスを活かせず東海大甲府高に敗れる~
~春夏の県大会制覇、2年ぶり夏の甲子園出場ならず~

「第106回全国高校野球選手権山梨大会」が7月18日、甲府・山日YBS球場で行われた。春の選抜大会出場に続き夏の甲子園出場を目指す山梨学院高は、昨夏の甲子園山梨県代表の東海大甲府と対戦。試合は2回裏に東海大甲府高に2点の先制を許すも、山学高は5回表に梅村 団(2年)の左前打から二村仁功(3年)の犠打、横山 悠(2年)の左適時打により1点を返す。1対2で迎えた5回裏に相手の2点本塁打によりスコアを1対4に離されると、山学高は得点のチャンスは何度も作るが、相手投手の好投に苦しめられ、追加点を奪えずに試合終了し、県ベスト8で敗退となった。投手の櫻田隆誠(3年)は最後まで、一人で計99球を全力で投げ切ったが、2年ぶり甲子園出場の夢は叶わなかった。

「第106回全国高校野球選手権山梨大会」は7月7日に開幕し、山梨学院高校は14日に青洲高と2回戦を戦い、粘り強い守備や投手5人の継投により4対1で勝利した。準々決勝の相手は、2回戦で都留高に7対0コールド勝ち、前年の甲子園出場校である東海大甲府高と大会ベスト4入りを賭けて対戦した。

■試合記録
(会場:山日YBS球場)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院高 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
東海大甲府高 0 2 0 0 2 0 0 0 - 4

◆山梨学院高先発メンバー:
1番(三)針尾泰地③、2番(一)梅村 団②、3番(中)二村仁功③、4番(捕)横山 悠②、
5番(遊)萬場翔太②、6番(左)田村颯丈郎②、7番(二)平野天斗②、8番(中) 黒沢后琉③、9番(投) 櫻田隆誠③
[途中出場]河内佑樹(右 ③)、中原義虎(打 ③)
◆バッテリー=[投手]櫻田➡[捕手]横山
〔投手〕:櫻田=8回、投球数99球、打者30、被安打9、四球1、奪三振1、失点4
〔打撃〕:安打8(二塁打=平野)、四死球4、三振5
◆試合経過
山学高は1回表で二死一二塁、2回表で二死二塁の得点チャンスを得るも最後の一本が出ずに無得点で終えると、2回裏に東海大甲府高の2点適時打で先制を許す。5回表に梅村 団(2年)の左前打から二村仁功(3年)の犠打、横山 悠(2年)の左適時打により1点を返すが、その直後の5回裏で東海大甲府高に2点本塁打を打たれ、再度点差を広げられる。その後も6回表で河内佑樹(3年)の左前安打からチャンスを作るも活かせず、東海大甲府高投手の好投に苦しめられ最後まで得点を奪えないまま、1対4で試合終了。投手の櫻田隆誠(3年)は最後まで、一人で計99球を全力で投げ切った。
◆スタッフ、選手コメント
吉田洸二監督:
「(選手たちは)悔いなくやってくれました。1対4からでもエースの櫻田(隆誠)を代えなかったのは、あそこからでも粘り抜くのが櫻田の良い所であり、3年生の良い所で、今日はベストの力を出しました。今日に関しては、相手が我々よりも1つ上だったんじゃないかと思います。監督として選手たちを伸ばしてあげられなかったことが反省点です。3年生も、ベンチから外れた選手たちも最後まで朝の準備、グランドの水抜きを皆がやってくれて本当に良いチームでした。夏の甲子園を逃してもいいというチームではないので、そこは本当に私の力不足です。選手は本当に頑張りました」
中原義虎主将:
「試合序盤からチャンスは作れてあと一本が出ないという試合で、惜しいという見方もできれば、力不足が出たとも思うので、相手より力なく負けたというのが明確な試合でした。最後の夏(の甲子園)が選手としては一番大事なところで、そこに向けてやってきたのですが、常に全力でやってきたので悔いはないです。(後輩たちは)夏の甲子園を経験していない代になったので、来年の夏は圧勝で甲子園に行ってほしいです」

「谷間の世代」と呼ばれながらも、秋季大会、春のセンバツでは県大会を制し、センバツではベスト8入りを果たす等、着実に実績を積み重ねてきた。2年ぶり夏の甲子園出場の悲願は達成できなかったが、悔いなくベストを尽くした今夏の経験は、秋からの新チーム躍進への糧として下級生たちへと受け継がれた。

文(R、K)カメラ(平川大雪)2024.7.18