山梨学院広報課

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●関東大学女子バスケットボール2部リーグ開幕
~“常勝常笑”軍団山学大 1部復帰を向けて初戦勝利~
~強化したディフェンスの強味で一戦を大事に戦う~

2024年「第74回関東大学女子バスケットボール2部リーグ」が9月4日開幕。2019年悲願の1部昇格を果たした山梨学院女子は、前回大会で8位に低迷、入替戦で敗れ4年間維持していた1部から2部Aブロックに降格した。1部返り咲きを目指す山梨学院はこの日の初戦を神奈川県厚木市・東町スポーツセンターで2部BリーグからからAリーグに昇格した共栄大(埼玉)と対戦した。山梨学院は2部A昇格チームとの初戦で負けられない気持ちからか、前半の第1、第2Q(クオーター)は硬さの見られるプレーで、シュートミスやディフェンスを破られ得点を許す場面が多く、35-37と先行された。後半第3Q開始早々、#70皆川もえ(3年)の連続3P(ポイント)シュートで逆転すると、チームの動きが俄然良くなり、司令塔の#13樋渡梨桜(1年)を中心にインサイドプレーが機能、60-58と僅差ながら徐々に試合をコントロールした。さらに第4Qに入るとオフェンス、ディフェンスのリバウンドの高い獲得率や相手のボールを奪うターンオーバーからの得点、果敢にリンクに向かうドライブシュートが決まり躍動した。また、二人の留学生センタープレーヤ―が抜群の身体能力を発揮。相手の激しいガードにもポストプレー、センター同士の連係プレーで得点を重ねるなど怒涛の攻撃を見せ一気に突き放し87-70で勝利。昇格チームに意地を見せた。まずは1勝。1戦1戦、目の前の試合に集中する。

山梨学院大バスケットボール部女子“常勝常笑”軍団は2019年、1部リーグ5度目の挑戦で創部12年目にして悲願の1部昇格を果たした。2022年、昇格3年目に4位と躍進、今年春の選手権でも4位と進化を続けるも、リーグ戦では下位に低迷、入替戦で敗れ4年間維持してきた1部から2部Aブロックへ降格した。そして迎えた2024年シーズンの関東選手権で3位と存在感を見せた。リーグ戦で1部復帰への手応えも持って、開幕を迎えた。今季の2部リーグは9月4日に開幕し、10月27日までの約2か月間に1回戦総当たりを2巡し、勝点で順位を決める。2部Aブロックは山学大、松陰大、桐蔭横浜大、江戸川大、順天堂大、日本女子体育大、明治大、共栄大の8チーム。

■“常勝常笑”軍団1部リーグ復帰を目指し躍動ー
厚木市東町スポーツセンターで初戦を迎えた山梨学院は、この日、主軸の藤澤夢叶(3年)、日野華希主将(4年)ら5人がコロナウイルスに感染、出場できない事態が発生。若いチームでの戦いとなった。対戦するのは2部Bブロックから昇格した共栄大との一戦。前半第1Q
序盤、共栄のスピードある攻撃に戸惑い、インサイドプレーで優位に立たれるも、徐々に山学も#70F・皆川もえ(3年)のドライブシュート、#22アチャラ・オゲチク・クランシー(3年)の高さで反撃、17-14と拮抗した展開で第2Qへ。開始早々、#26F・岩佐紀花(1年)は3P(シュート)を決め、さらに#14C・アデバンジョ・ブレッシング(1年)、#80C・佐藤双羽(3年)の得点でリードするも、山学はシュートミスや強化したディフェンスを突破されインサイドプレーや3Pを決められ逆転された。しかし、山学もすぐさま#20G・浦野 桃(2年)の3Pで再逆転。息詰まる攻防も終了間際に盛り返し、35-37とリードを許した。前半、相手のスピードあるオフェンスと山学の硬さからくるディフェンスの甘さから突き放せずに後半に入った。

■第4Q、反撃の狼煙を上げ、猛攻で相手圧倒ー
後半第3Q開始早々、#70皆川の連続3Pシュートで逆転すると、チームの動きが俄然良くなり、司令塔の#13樋渡梨桜(1年)を中心にインサイドプレーが機能、ターンオーバーで相手ボールを奪うと#13樋渡が自ら持ち込み得点を重ねるも、共栄も食らいつき離れずに山学が60-58と僅差ながらリードし、徐々に試合をコントロールした。第4Qに入ると山学のリズムが良くなり、勝利へのセオリーのオフェンス、ディフェンスのリバウンドの高い獲得率や相手のボールを奪うターンオーバー、スチール(パスカット)からの得点、#14C・アデバンジョ・ブレッシングを中心にポストプレーや、#35F・京橋菜子(2年)、#70皆川の果敢にリンクに向かうドライブシュートが決まり躍動した。また、二人の留学生センタープレーヤーが抜群の身体能力を発揮。共栄の激しいガードにも山学の強みの一つ走れるセンタ―同士の連係プレーで得点を重ねるなど山学一丸となった怒涛の攻撃で食い下がる共栄を突き放した。87-70で勝利。主軸が欠ける中で、底力を見せた1勝は1部昇格へ返り咲く大きな一歩となった。

■ 初戦勝利を掴んだ“常勝常笑”軍団―
山梨学院のスターティング5(ファイブ)は、#13G・樋渡梨桜(1年)、#14C・アデバンジョ・ブレッシング(1年)、#20G・浦野 桃(2年)、#26F・岩佐紀花(1年)、#70F・皆川もえ(3年)の5人。
その他、#22C・アチャラ・オゲキ・クランシー(3年)、#35G・京橋菜々子(2年) 、#80C・佐藤双羽(2年)、#88C・山田英真(1年)が途中交代出場した。

◆2部リーグ1戦目《山梨学院大学VS共栄大学》9/4 16:40~
神奈川県厚木市・東町スポーツセンター
〇 山梨学院大 87 1Q 17-14
2Q 18-23
3Q 25-21
4Q 27-12
 70 共栄大学 ●

試合後、林五十美監督は「前半、離しきれずにまた追いつかれると苦しい展開でしたけど、主軸が今いないという状況で、よく頑張り踏ん張ったのでここからチームとしてもやるべきことを徹底し、ゲームごとに課題を修正して一発で1部に復帰したい」と意気込みを話した。5月の関東トーナメント3位と実力をみせた今年のチーム状況を「圧倒的な強さを持ったインサイドがいるので、それにプラスしてしっかりしたディフェンスからチームの顔の藤澤を中心に、走れるセンターが強みなのでそこを活かしてやっていきたい」と気を引き締めた。

主軸の藤澤夢叶(3年)がいない中、司令塔を担った樋渡梨桜選手は「個人的にはポイントガードの役割として自分たちの強みとしているところを活かすコントロールとかを意識したんですけども、それが前半はチーム的は慌ててしまったところがあったんですけど、後半はしっかりディフェンスから流れを作って得点を繋げることができて自分たちのリズムができたのが良かった」と全員で守るディフェンスが機能したと話した。

次の試合は9月7日、日本女子体育大を会場に明治大と対戦する。再び“常勝常笑”軍団旋風を起こせ!

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2024.9.4