山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●第100回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)1日目・2日目
~参加大学96校スイマーの熾烈なシード校争い始まる~
~2日目 山学男女リレーと男女4人が大学対抗得点獲得~

「第100回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)」が9月5日、東京アクアティクスセンターで開幕した。大会は9月8日まで4日間の日程で行われる。競泳のインカレは男女別学校対抗戦で個人、リレーの成績を集計して得点を競い順位を決める。競技は予選上位8位までが決勝、9位から16位までのB決勝進出を懸けて熾烈な戦いに臨む。今大会、山梨学院大水泳部から男子19人、女子13人がエントリーし、大会1日目は男女各4種目が行われ、山学は初めに男子400m個人メドレーに3人が出したが予選敗退。続けて男子200m背泳ぎに3人が出場、その中で高木理夢が14位に入りB決勝で自己新を記録。6位となった。続く男女100m自由形は女子3人の内、濱野美海がB決勝に進み7位。男子2人は予選敗退した。他に女子800m自由形では二階堂明奈が12位。男子1500m自由形では岡野健太が11位と大学対抗得点に貢献した。大会2日目、男女各4種目が行われ、最初の種目男女200m自由形に女子は2人が出場。舛田来唯が12位、濱田美海が13位に入りB決勝に進出。結果は濱田が3位、舛田が4位と健闘した。男子の同種目では3人が出場。佐久間哲平が13位でB決勝に進み5位。続く男女200mでは、伊藤亜依海が14位。B決勝は後半失速し8位となった。男女平泳ぎ100mでは、一人ずつが出場したが予選敗退。この日最後の種目は男女400mフリーリレー、男子チームは田中一颯、佐久間哲平、小池晶、佐藤隆聖成のチームが13位でB決勝に進み6位となった。女子チームは舛田来唯、濱田美海、坂口萌乃香、伊藤亜依海のチームが予選8位で2今大会初の決勝に進み5位と大健闘。チームを盛り上げ大会3日目に弾みをつけた。

■今大会のキャッチコピーは「飛躍」世紀を飾るフィナーレ ー
第100回を迎えた水泳インカレ。数多くの世界に羽ばたいたスイマーを生み出した歴史を彩るインカレ。1世紀歩んできた区切りのフィナーレから新たな世紀へ挑む大学生の躍進がこの言葉には込められている。
インカレ水泳競技大会は、男女別学校対抗戦で個人やリレーなどの成績を集計して得点を競い順位を決める。予選はタイムレースで上位8人が決勝へ、9~16位までがB決勝に進出する。決勝とB決勝では順位ごとに得点が振り分けられ、その得点の合計で男女の総合順位が決定する。また、総合得点により次大会のシード校が決定され、男女8位までがシード校となり、次大会への予選会出場が免除される。今年の大会は、参加校は96校を数え、総勢約1,300人のスイマーが厳しい参加標準記録を乗り越え、東京アクアティクスセンター集結。男子16種目、女子16種目で日頃の鍛錬の成果を競う。

■大会1日目 2種目でB決勝に進出ー
大会1日目は男女4種目行われ、山梨学院は男子400m個人メドレーに山内怜哉(4年)、和久井陽介(2年)、大野虎次郎(3年)が出場、3人ともに予選敗退となった。男子200m背泳ぎに高木理夢(2年)、加藤大喜(1年)、河合健汰(2年)が出場、高木が予選で自己新を出し14位となりB決勝に進出、他の2人は予選敗退した。高木理夢選手は「B決勝では9秒(59秒)出すつもりで泳いだんですが、予選とほぼ同じタイムですが、悔しい反面自己ベストが出たんで、次の100に向けて頑張ろうという気持ちを高めるレースができたと思います」と次のレースに気持ちを入れ替えた。女子100m自由形に出場した濱野美海(1年)が決勝進出に僅か0,04秒及ばず9位となりB決勝に進出。レースは前半飛ばし50mを1位で通過したが、予選タイムを落とし結果は7位となった。濱野美海選手は「関東カレでも決勝でタイムを落としてしまって、そうならないようにと思ったんですけど、やっぱり落としてしまってまだまだ実力不足かなと思います。予選で百分の何秒かで負けてしまったんですけど、まずは決勝ラインと同じぐらいに来て決勝争いができたことはいい経験になりました」と前を向いた。同種目の伊藤亜依海(4年)、坂口萌乃香(2年)は予選敗退した。男子100m自由形は田中一颯(4年)、井山 海(1年)が出場も、予選敗退した。男子1500m自由形の岡野健太(2年)は11位、中村優太(2年)は予選敗退した。女子800m自由形の二階堂明奈(1年)は12位に入り、男女の長距離はB決勝を行われないため、この順位の得点は反映されるため学校対抗得点獲得に貢献した。

■大会2日目、B決勝に4人、リレー種目で男子B決勝に、女子決勝ー
大会2日目、男女各4種目が行われ、最初の種目男女200m自由形の女子は3人が出場。予選で舛田来唯(4年)が12位、濱田美海(1年)が13位に入りB決勝に進出。レースは舛田が飛び出し50mトップで折り返すも、後半ややタイムを落とし4位でゴール。濱田は昨日の100mの反省から前半、落ち着いて入り後半上げて3位に入った。舛田来唯選手は「目標としていたB決勝には残ることができたんですけど、自分はもう引退なのでベスト出して終わりたかったんですけど、でも最上級生としてみんなの応援の中で泳ぐことができて良かったです」と話した。3位濱野美海選手は「200は個人では久々のレースだったので予選は挑戦できるところではあったんですけど、予選で自分でレース部分析して決勝で上げることができたので良かった」と話した。煙草谷さくら(1年)は予選敗退した。男子の同種目では3人が出場。佐久間哲平(3年)が13位でB決勝に進み、レースは中位を維持し5位となった。佐久間哲平選手は「タイムも良くなく、予選からもいいレースができなくて、しっかり練習はしてきたんですけど、そこの調整が難しいと感じています。200フリーと400フリーで決勝に残ると決めていたんですけど、明日400があるのでしっかり決勝に残るよう頑張ります」と意気込んだ。続く男女200mバタフライでは、伊藤亜依海(4年)が14位でB決勝に進出したものの、後半失速し8位となった。笹原琉愛(1年)は予選敗退。同種目の男子小田誠矢(4年)、山田啓史(2年)は予選敗退。男女平泳ぎ100mでは、女子の與河礼奈(3年)男子は植田蒼翔(2年)が出場したが予選敗退。この日最後の種目は男女400mフリーリレー、男子は田中一颯(4年)、佐久間哲平(3年)、小池晶(1年)、佐藤隆成(4年)のチームが13位でB決勝に進み6位となった。男子主将の田中一颯(4年)は100mを3位で繋いだがその後、順位を落とし6位でゴールした。田中一颯選手は「自分が引っ張っていかねばいけないんですけど、個人も不甲斐ない結果で、今日のリレーも1泳をまかされたんですけど、ベスト更新とはいかず悔しかったですけど、自分たちが一番自信あるのは最終日の800リレーは絶対的な自信があるので、シード校や強い大学と戦う自信が山学の男子にはあるのでしっかり最終日まで諦めずに頑張っていきたい」と力を込めた。女子は舛田来唯(4年)、濱田美海(1年)、坂口萌乃香(2年)、伊藤亜依海(4年)のチームが8位で予選を通過。この大会初の決勝に進んだ。レースは第1泳者から第4泳者まで安定した泳ぎで5位を保ち山学のベストタイムを更新しゴールした。伊藤亜衣依海女子主将は「4人中3人がB決勝に残って今日4本目のレースだったんですけど、みんな一人一人が疲れのある中、タイムを上げてくれ順位を上げることができ良かったです。この流れをあと2日間持って頑張りたい」と前を向いた。
2日間を終え、山学は男女とも大学対抗得点で14位に位置する。シード入りまでさらに厳しい戦いが続く。

文(K.F) カメラ(平川大雪)2024.9.6