山梨学院広報課

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●中国駐日大使館・呉江浩特命全権大使らが訪問
~古屋理事長、青山学長ら和やかに歓談~
~呉大使講話で「中国の発展と中国の最新情報」を語る~

山梨学院大学は10月15日、中華人民共和国駐日本国・呉江浩特命全権大使の訪問を受けた。今回の呉江浩大使の訪問は、中国の大学が世界各国の大学等と連携して設置する教育機構が日本で15番目に設立した「山梨学院大孔子学院」が呉大使への訪問要請に応えたもので来訪が実現した。この日、呉大使らは到着後、孔子学院関係者の出迎えを受け孔子学院内様子を見学、引き続き場所を変えてC2C Global Education Japan本部会議室に古屋光司理事長らを表敬訪問し歓談した。山梨学院大では、海外の大学・機関との教育連携を推進しており、中国の教育機関とはこれまで留学生や研究員の受け入れ、共同シンポジウムの開催等を行うなど、中国の教育機関とは強い結びつきを有しており、2018年12月に西安交通大学と事業協定締結を機に、「孔子学院」開設に至った。歓談後、呉大使は山梨学院クリスタルタワー大会議室で「中国の発展と中国の最新情報」の講話を中国人留学生や教職員約70人の前で行った。呉大使は1時間に及ぶ講話の中で、産業・経済・教育など多岐にわたる分野に日本との協力が重要で特に日中相互の若い学生の交流が必須との見解を示した。その後、交流に参加した20人程の留学生と質疑応答を行い。講話会は終了した。呉大使らはその後、山梨県庁を訪問した。
 
山梨学院大学に中華人民共和国駐日本国・呉江浩特命全権大使一行8人が訪問した。
10月15日午後2時30分、警察関係者の物々しい警備の中、中華人民共和国駐日本国大使館の車が山学大正門ロータリーに横付けされた。呉江浩大使ら一行は出迎えた「山梨学院孔子学院」職員らに伴われ、孔子学院棟に案内され熊達雲・趙蔚青学院長らと院内を見学した。山梨学院大は1993年に重点大学の一つである南開大学との締結を皮切りに、各大学と姉妹校提携・学術交流協定・単位互換協定などを締結。さらに2018年12月に西安交通大学との事業協定を結び「孔子学院」開設に至り、中国の教育機関とは強い結びつきを有してきた。今回の呉中国大使の訪問は、熊達雲学院長の大学時代の同窓という縁もあり、C2C Global Education Japan古屋光司理事長や孔子学院の強い訪問要請により実現した。大使ら一行は、引き続き本部棟に古屋理事長らを表敬訪問した。出席者は中国大使館から呉江浩特命全権大使、張漪波公使参事官、杜柯偉参事官の3人が席に着き、山梨学院側からは古屋理事長、山梨学院大青山貴子学長、(同)張華副学長、(同)秋田辰巳学長代理、(同)李精衛中国事業部次長、熊達雲孔子学院長、趙蔚青学院長の7人が歓談した。
最初に互いの挨拶後、呉大使の訪問に対して孔子学院熊達雲学院長が「理事長の強い意思を受けましてお願いしたわけです」と伝えると、古屋光司理事長は「忙しい中、難しいだろうなと思っていたところを本当に来ていただいたことにびっくりしています」と挨拶。呉江浩大使は学内を見学しての雰囲気を「私の母校と同じレンガ造りで雰囲気が似ていて身近に感じます」と印象を話した。
歓談は本学と中国からの留学生の数などをはじめ提携先の教育機関との連携や中国の教育状況などと、さらに本学の国際化への取り組みを呉大使に説明した。古屋理事長は「本学には中国からの留学生が多いのですが、中国以外の色々な国からの留学生を増やしていて、2030年までに学生の30%、教職員を30%にし、カリキュラムの30%を外国語で行うことを進めて国際化に取り組んでおり、前倒しで達成できそうです」と本学での学びの環境と中国との教育連携が支えになっているとの話に呉大使は深い興味を示し「これからも中日の将来を決めていく若いみなさんをたくさん作っていただきたいです」と述べた。他に孔子学院創立5周年企画などに話が及び和やかな雰囲気の中、歓談した。最後に、互いに記念品を交換し合い、友好を深めた。
 
その後、山梨学院クリスタルタワー大会議室に場所を変えて、呉江浩特命全権大使が「中国の発展と中国の最新情報」を講話のテーマに中国留学生や教職員、約100人を前にして行った。上海外国語大学日本語学科卒業した呉大使は極めて流暢な日本語で1時間に及ぶ講話の中で「中国の中でも日本に興味を持つ人がたくさんいます。中国に先立ち先進国の日本が幅広く認められています。一方では昔の歴史問題はどうなるか。これからアメリカと組んで中国と対立するのかその辺の心配もあります。全体としては日本のことを知りたい。日本と交流をしたい。経済交流をしたい。一緒に成長し豊かになっていきたい。これは主流ですがこれからの日本との関係がどうなるのか多くが関心を持っています」と話を進め、さらに
「歴史教育の問題理解、戦後の若い世代の日本のアニメや文学など文化的解放など、今の時代の日本を知ることが歴史なのです。そういうバックがあって日本の大学に入るわけです。たくさんのインバウンドが観光客としてやってくるわけです。ですからこの2つをはっきりと分けて考え方を共有したい」と述べ、世界を牽引する中国経済発展の中での産業・経済・外交・教育など多岐にわたる分野に日本との協力が重要で特に日中相互の若い学生の交流が必須との見解を説明、参加者は呉大使の講話を興味深く拝聴した。引き続き交流に参加した約20人の留学生と質疑応答を行い講話会は終了。呉大使は参加者から大きな拍手を受け、記念撮影後に退出。その後、大使館一行は山梨県庁を訪問した。
 
文(K.F)カメラ(平川大雪) 2024.10.16