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●箱根駅伝予選会、山学3位で本選出場を決める
~キピエゴが自己記録更新、全体2位の力走~
~大﨑新監督体制最初の挑戦で本選出場へ~

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会が10月19日、東京・立川市で行われた。山梨学院大学陸上競技部は前回大会の本選で23位となり、今大会も予選会からの挑戦となった。予選会には来年1月2日、3日の本選出場をかけ43校がエントリーし、各校10人以上12人以下の選手が立川市・陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経て国営昭和記念公園までのハーフマラソン21,0975kmを走り、各校上位10人の合計タイムを競う。本選出場権は上位10校まで得ることができ、山梨学院大は5年連続38回目の本選出場をかけて臨んだ。レースは留学生のブライアン・キピエゴ(2年)が序盤からゴール直前まで日大の留学生とトップ争いを演じ、チーム最高記録の2位でゴール。他にも、日本人選手は4選手が2桁順位、7選手が1時間5分台でゴールし健闘を見せた。チーム内の上位10人の総合タイムは10時間54分06秒で3位という好成績を残し、本選出場を決めた。大﨑悟史監督体制では初めての箱根路への挑戦となる中、本選までの2ヶ月半で更にチームを強化し、第92回大会(2016年)以来のシード権獲得に挑む。

山梨学院は2017年の第93回箱根駅伝出場でシード権を失って以来、予選会では第94回(2017年)は4位、第95回(2018年)は10位と本選でのシード権復活を図ってきたが、第96回(2019年)予選会で17位となり33回連続していた本選出場を逃した。第97回(2020年)予選会は7位、第98回(2021年)は4位、第99回(2022年)は7位、第100回(2023年)は13位で4年連続37回の本選出場権を獲得してきた。本選でのシード権獲得を目指すも、いずれも本選ではシード権内の10位内には届かなかった。2024年2月に大﨑悟史監督が就任以来、初めての予選会となる今大会は、留学生と日本人数名が個人走でタイムを稼ぎ、残りの選手は「集団走」を行う作戦でレースに挑んだ。

■山梨学院大総合記録 21.0975km (10:54:06) 通過順位3位

出場選手(10人までの合計タイムで集計) 区間時間 順位
ブライアン・キピエゴ(2年) 01:01:02 2位
阿部紘也(1年) 01:05:08 45位
徳田秋斗(4年) 01:05:20 66位
平八重充希(3年) 01:05:23 69位
和田瑛登(2年) 01:05:23 70位
塚本陸斗(3年) 01:05:54 101位
土器屋快都(4年) 01:05:58 111位
村上大樹(4年) 01:05:59 113位
高田尚暉(4年) 01:06:51 165位
大西 陸(4年) 01:07:08 185位
占部大和(2年) 01:07:48 231位
伊東 駿(2年) 01:08:55 277位
ジェームス・ムトゥク(3年) 記録なし 補欠
大杉亮太朗(1年) 記録なし 補欠


◆レース経過
レースは留学生のブライアン・キピエゴ(2年)が序盤から先頭集団で走り、17km付近の折り返しでは日大留学生とトップを争う走りを見せた、トップと3秒差のゴールではあったが自己ベストを更新する全体2位でゴール。個人走の徳田秋斗(4年)、平八重充希(3年)も序盤は上位の好ペースで走り、残りの9選手は集団走で、主将の村上大樹(4年)が引っ張る形で走りを見せた。この日の午前10時時点の気温が24℃と、暑さで厳しいコンディションの中、山学大の選手はペースを大きく落とすことなく、日本人選手のうち4選手が2桁順位、7選手は1時間5分台で最後まで安定した走りを見せた。チーム内の10人目選手の通過順位は15kmチェックポイントでは3位、ゴール地点では7位の結果となり、チーム内上位10人の総合タイムに大きく期待が掛かる中、発表会では3校目に山学大の名前が呼ばれ、見事に本選出場の切符を手にした。

◆監督、選手コメント
大﨑悟史監督:
「結果について、選手たちはこの夏を本当に頑張ってくれました。力はついた自信はありましたが、必ず(予選会を)通るという確信はそこまで持てませんでした。今回3位で通過してくれて、私自身ほっとしています。今日は皆で喜びを分かち合いながら、(本選では)選手がシード権を獲得して喜ぶ姿を見られるよう、明日から厳しい練習になると思いますが、1月2日、3日は元気で自信を持った状態でスタートラインに立てるよう準備していきます」
村上大樹主将:
「(予選会では)去年から順位を10上げての3位ということで、有言している本選のシード権獲得も視野に入ってきたと体感しています。去年から1年間、不安を抱えながらの練習でしたが、選手1人1人が頑張って結果を出すことができました。本選に向けてこれからも頑張っていきますので、応援とサポートをよろしくお願いします」

大﨑監督体制となり最初の箱根への挑戦では好スタートを切る形となった山梨学院大陸上競技部。2ヵ月半後の新年1月2日、3日の「第101回東京箱根間往復大学駅伝」に向けた厳しい練習に取組み、第92回大会(2016年)以来9年ぶりのシード権獲得を目指す。

文(R、K)カメラ(今村佳正)2024.10.19