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山梨学院広報課

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●山学大と西安交通大「ビジネス中国語」でダブルディグリープログラム調印式
~両大学で学び卒業時に2つ学位を取得可能~
~今日の調印で新しい出発。今後の一里塚~

山梨学院大と西安交通大学は「ビジネス中国語」専攻のダブルディグリープログラムの覚書調印式が10月26日、山梨学院大で西安交通大学の関係者が来学して行われた。ダブルディグリープログラムは、海外の協定校と本学の両方で学び、卒業時に二つの学位が取得できるプログラム。世界のトップレベルの大学と連携し、国際社会を牽引する人材の育成を目指す。調印式には山梨学院大からはC2C Global Education Japan古屋光司理事長、山梨学院大・青山貴子学長、(同)倉澤一孝学長補佐・経営学部教授、熊達雲(同)孔子学院日本側学院長の4人。西安交通大学からは単 智偉副学長、温 広瑞(同)国際教育学院学院長、趙 蔚青山梨学院大孔子学院中国側学院長ら5人が出席した。初めに両代表が挨拶。古屋光司理事長は「日本の学生が中国語を学ぶだけではなく、実際に中国の現地に行って、中国の若い人たちと一緒に学ぶ機会をいただいていることを本当にありがたく思います。これからもこのダブルディグリーを長く続けられるように協力をお願いします」と挨拶。西安交通大の単 智偉副学長は「我々の協力は先の10年を考えていかなければいけない、遠い目で見る必要があると思います。本日の調印式は非常に大事な一里塚的なことになると思います」と挨拶。その後、山梨学院大・青山貴子学長と西安交通大の単 智偉副学長が覚書に署名。協定が締結した。

山梨学院大は30年以上前から中国の多くの大学と研究機関と学術研究の交流や学生の相互の受け入れを行ってきた。その中で2001年には西安交通大学と学術交流協定を締結。それ以降、パートナー大学として山学は日本の大学では2019年に15番目となる孔子学院を設立した。そして、2021年にダブルディグリープログラムの協定をし、2022年に『国際経済と貿易』という専攻でダブルディグリーの募集を始めた。1年と4年時に山梨学院大で学び2年、3年を西安交通大で学ぶことで卒業時に両大学の学位の取得が可能になるプログラムで学生の向上心を高めた。現在の状況は1期生2人、2期生2人がすでに西安交通大学に留学しているが、まだ数が少なく『経済と貿易』という専攻はかなり数学的に関係する科目もあり、西安交通大学の数学に対する要求も高く学習にあたって困難であったため、これからは長く続くように別の専攻でダブルディグリープログラムの開設を協議。山梨学院大の経営学部と西安交通大学の国際教育学院協同で『ビジネス中国語』専攻という新しいダブルディグリープログラムに入れることに合意した。そして双方は、2つ目のダブルディグリープログラムの立ち上げに覚書調印式に臨んだ。

■将来に活躍する人材育成プロジェクトに両大学が再び協同で挑むー
26日午前11時、西安交通大学一行が来学した。C2C Global Education Japan古屋光司理事長、山梨学院大学・青山貴子学長、(同)倉澤一孝副学長・経営学部教授、熊達雲(同)孔子学院日本側学院長の4人が歓迎した。西安交通大学からは単 智偉副学長、温 広瑞西安交通大学国際教育学院長、張 暁静(同)国際教育学院主任、宗 玉霞孔子学院中国側初代学院長、趙 蔚青山梨学院大孔子学院中国側学院長5人が調印式に出席した。

■山梨学院大、西安交通大代表挨拶(抜粋)ー
熊達雲山梨学院大孔子学院長の進行と通訳で始まった調印式に、最初に挨拶をしたC2C Global Education Japan古屋光司理事長は、初めに来学されたことに謝辞を述べた後、「(抜粋)西安交通大学とは、孔子学院をつくっていることに加えてダブルディグリープログラムを一緒にやっているということを本学として非常に意味のあることだと思っています。日本の学生が中国語を学ぶだけではなく、実際に中国の現地に行って、中国の若い人たちと一緒に学ぶ機会をいただいていることを本当にありがたく思います。西安交通大学は中国でトップクラスの大学の一つでこのダブルディグリープログラムというのは非常に価値のあるプログラムだということは、我々関係者はすごく理解しているんですけど、今、なかなか日本の若い高校生がこのダブルディグリーの価値を理解してもらうのが結構難しいなというのを感じています。(中略) だから山梨学院高校でしっかり中国語学習をして、その中から中国のダブルディグリーに行ってみようと、これから山梨学院高校を中心にして、ダブルディグリープログラムの参加者を自分たちで育成していきたいと思っています。今回、新しい二つ目のプログラムの調印ができることで今後確実にダブルディグリーを取得できる卒業生を輩出できると思っています」と述べた。
それに対して山梨学院大孔子学院・趙 蔚青中国側学院長の通訳で単 智偉西安交大学副学長は「(抜粋)古屋理事長とも3回目の面会ということでもう古い友達のように感じています。そして、山梨学院大学と西安交通大学とは近い関係にあると思います。近いとは他の大学とか地域に比べて近い位置にあるので西安交通大と山梨学院大との交流はできることがたくさんあると思います。先程、理事長のお話を聞いて、理事長はとても実務的な人間ではないかと感じました。私も実務的な人間でDDPプログラムを進めるには、例えば大学を卒業するまでの4年間で、もし修士コースに入った場合、また3年間必要で、博士号を取るならさらに2年から3年。これは10年掛かることになります。我々の協力は先の10年を考えていかなければいけない遠い目で見る必要があると思います。そのためには綿密な計画を立てて必ず実績ができるような協力をしたいと思います。今日の調印は新しいスタートですけれどもこれを皮切りにこれから10年、いろいろな成果を出した時に振り返って見ると、本日の調印式は非常に一里塚的なことになると思います」と挨拶した。
この後、山梨学院大・青山貴子学長と西安交通大学の単 智偉副学長が覚書協定書に署名し、協定書を交換した。続いて出席者全員で記念写真を撮った。また、記念品を交換して協定式は無事終了した。

■趙 蔚青山梨学院大孔子学院長にインタビュー
調印式終了後に、趙 蔚青学院長は「『ビジネス中国語』専攻のダブルディグリーでこれから順調に行くように期待をしています」。これから学生に期待することは、「『ビジネス中国語』という専門を勉強して順調に学位を取って、卒業したら中日の経済、貿易を中心にいろんな面で両国の懸け橋になるように期待しています」と話した。

■大学の調印式の前に行われた西安交通大学と山梨学院高との調印式ー
西安交通大学と山梨学院高校は、山梨学院高との協力基盤を強化し、協力方式を革新し、協力効果を向上するとともに、中国と日本文化・教育交流を促進し、山梨学院高の優秀な卒業生が中国西安交通大学で学士号を取得する学部課程に入学することを支援するため協定する。山梨学院高・宮崎健副校長と西安交通大学・単 智偉副学長が協定書に署名した。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2024.10.26