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山梨学院広報課

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●山梨学院大学孔子学院創立5周年記念式典
~中国語教育・中日文化交流における5年間の取組を称える~
~著名人による講演と合唱や演奏による記念イベントを開催~

山梨学院大学孔子学院が創立5周年を迎え、記念式典が10月26日、山梨学院大学クリスタルタワーで開催された。式典にはC2C Global Education Japanの古屋光司理事長(兼山梨学院大学孔子学院理事長)、山梨学院大学の青山貴子学長、提携校である西安交通大学の単智偉副学長(兼山梨学院大学孔子学院副理事長)、中国駐日本大使館教育処の杜柯偉公使参事官をはじめ、山梨学院大及び孔子学院の教職員、学生ら約80名が参加した。代表挨拶では、古屋光司理事長、西安交通大学の単智偉副学長とも本孔子学院の5年間での中国語教育や中日文化交流における重要な役割を高く評価するともに、今後も言語を通じた両国の相互理解や友好の懸け橋となることへの期待を述べた。記念イベントでは、国際政治学者で元参議院議員・元厚生労働大臣・元東京都知事の舛添要一氏が「人類運命共同体イニシアチブと現存国際秩序との融合について」をテーマに記念講演を行い、他にも山梨学院高校の生徒有志による中国の歌の合唱や、民族楽器奏者や歌手による演奏が行われ、本孔子学院の5周年を盛大に祝った。

山梨学院大学孔子学院は、2018年12月に山梨学院大が中国で孔子学院との合意書調印式を行い、山学大が西安交通大と協同して本孔子学院を設立することが決まった。翌2019年5月に山梨学院大学孔子学院が開設され、国内では15校目の孔子学院となった。開設以降は、
山梨県民を中心に中国語の教育と中国文化への理解を深め、日中友好を推進するための活動に取組み、今年で5周年を迎えた。

式典は山梨学院大クリスタルタワーで開催され、山梨学院孔子学院の熊達雲学院長(日本側)は開会の辞において、この5年間の発展を振り返り、本校孔子学院を支援してきた多くの関係者へ感謝の意を表し、今後も中国語教育と文化交流の深化および幅広い協力を推進することを表明した。続く代表挨拶では、はじめにC2C Global Education Japanの古屋光司理事長(兼山梨学院大学孔子学院理事長)から、本孔子学院がこの5年間で果たしてきた中国語教育や中日文化交流における重要な役割を高く評価し、孔子学院は言語学習の橋渡しに留まらず、両国の相互理解と友好を深める重要な架け橋であると述べ、将来の活動においても、言語を通じて両国の人々の心を通わせ、より良い未来を築くことを期待すると述べた。続いて西安交通大学の単智偉副学長(兼山梨学院大学孔子学院副理事長)も、本孔子学院の中国語教育、文化の普及、両大学の教育交流における貢献を称賛し、両大学からの支援および教職員の努力への感謝を述べ、今後、山梨学院大との協力と交流をさらに強化し、協力分野を拡大し、交流の機会を増やし、両大学の教育の発展と中日文化交流の繁栄を共に推進すると表明した。その後、中華人民共和国駐日本国大使館教育部の杜柯偉公使参事官と、ビデオメッセージにより国際中文教育基金会の趙霊山秘書長、愛知大学孔子学院の安部悟学院長から祝辞が送られた。

記念イベントでは、国際政治学者で、元参議院議員・元厚生労働大臣・元東京都知事の舛添要一氏が「人類運命共同体イニシアチブと現存国際秩序との融合について」をテーマに記念講演を行った。舛添氏は講演の中で「人類運命共同体」理念が各国の団結と協力を奨励し、グローバルな課題に対処し、平和で繁栄し、公平かつ包容的な世界の構築を目指すうえで、冷戦思考を捨て、対話を通じた紛争解決を促進し、より公正で合理的なグローバルガバナンスの実現に新たな視点を提供するものであることを強調した。記念講演の後には、中国伝統文化の披露があり、高校での中国語授業の成果発表として、13名の山梨学院高校生徒が感謝を込めて、家族や先生への感謝の曲である「听我说谢谢你」を、手話を交えて合唱した。その後、5名の民族楽器奏者(揚琴・二胡・馬頭琴/ホーミー)、歌手により中国の伝統的な楽曲の演奏や歌唱が披露され、中国文化の魅力を参加者へ伝えた。

最後に、山梨学院大学孔子学院の趙蔚青学院長(中国側)が閉会の辞を述べ、5周年記念行事が無事に終了したことを祝うとともに、日中間の相互訪問と交流を増やし、若者をはじめとした多くの日本人が中国語を学び、中国を理解し、愛することで、中日両国の相互理解を促進していくと締めくくった。今回の5年記念行事は、山梨学院大学孔子学院がこれまで5年間に成し遂げた成果を称えるだけでなく、新たな出発点として、本孔子学院が「文化交流、共同発展」という初志を堅持し、中国語教育と文化普及の推進を続け、人類運命共同体の構築に貢献していくことを確認した。

文(R.K)カメラ(藤原稔) 2024.10.26