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●第103回全国高校サッカー選手権山梨大会 決勝
~山梨学院は東海大甲府高と対戦、2度の勝越で山学が接戦を制す~
~山学は2年ぶりの県大会優勝、10度目の選手権出場を決める~

第103回全国高校サッカー選手権山梨県大会決勝が11月9日にJITリサイクルインクスタジアムで行われ、2年ぶりに決勝進出し、優勝を目指す山梨学院高は東海大甲府高と対戦した。前半開始直後から両チームとも球際でボールを奪い合う展開が続くと、前半15分にMF根岸真(3年)が相手ペナルティエリアに侵入し、相手DFと交錯したこぼれ球にFWオノボフランシス日華(2年)が左足を振り抜き、先制する。その後もMF速水 仁(3年)、FW関塚力登(3年)がゴールに迫り、DF鈴木琉斗(3年)、MF山田琉将(3年)のロングシュート等で再三の決定機を作るが決められず、1対0で前半を折り返す。後半は、開始直後の3分に東海大甲府高の速攻から山学守備陣の裏を抜けられ、失点を許し同点とされる。その後、両校の攻防が続くも、山学高は交代選手の投入により攻撃の活性化を図ると、後半28分にDF鈴木のクロスに途中出場のFW小河原瑛太(3年)がヘディングでゴールに叩き込み、再度勝ち越し。試合は終盤に東海大甲府高の猛攻を受けるが、GK板倉一心(2年)の好セーブ等で失点を許さず、2対1で試合終了。山学高は2年ぶりに県予選を優勝し、10度目の選手権大会の出場を決めた。第103回全国高校サッカー選手権は11月18日に組み合わせ抽選会が行われ、12月28日に東京・国立競技場で開幕する。

山梨学院は、ここまで初戦の3回戦で青洲高に8対1、準々決勝で日大明誠高に2対0で勝利。続く準決勝は韮崎高と対戦し、後半に2点差のビハインドから3対2の逆転勝利で2年ぶりの決勝に進出した。対する東海大甲府高は初戦の3回戦で甲府商業高に1対0、準々決勝で昨年優勝校の帝京第三高に0対0(PK:5対3)、準決勝では日本航空高に1対0で勝利し、決勝に駒を進めた。東海大甲府高は35大会ぶりの決勝進出となるが、今大会では強固な堅守により未だ無失点。山学高からは生徒、保護者ら約500名の応援で山学イレブンを後押しする中、決勝戦は東海大甲府高のキックオフで始まった。

■試合記録

第103回全国高校サッカー選手権山梨県大会決勝
《山梨学院高VS東海大甲府高》2024,11.09 JITリサイクルインクスタジアム
〇山梨学院高 2 前半 1-0
後半 1-1
1 東海大甲府高●
山学得点者: オノボフランシス日華(前半15分)、小河原瑛太(後半28分)

◆山梨学院高出場メンバー
GK 1板倉一心②、DF 2鈴木琉斗③、3西澤隼斗②、4志村 晃③、5小柳堅也③、MF 6根岸 真③(後半21分→16向口碧人③)、8速水 仁③(後半10分→19阿部海翔③)、10関口翔吾③、13山田琉翔②(後半0分→14高見啓太②)、FW7オノボフランシス日華②(後半14分→9柏木勇飛③)、11関塚力登③(後半21分→20小河原瑛太③)
◆控え選手
GK 17中村星七②、DF 12金元大河③、15星野雄大③、MF 18横田 椋②
◆試合経過
前半開始から両校とも球際に激しくアプローチし緊迫した展開が続くと、前半15分にDF鈴木琉斗(3年)のパスからMF根岸真(3年)が相手ペナルティエリアに侵入し、パスのこぼれ球にFWオノボフランシス日華(2年)が左足でシュートし、先制する。その後もMF速水 仁(3年)、FW関塚力登(3年)がゴール前で決定機を作り、DF鈴木やMF山田琉将(3年)のロングシュート等で再三ゴールに迫るが追加点を奪えず、1対0で前半を折り返す。後半開始直後の3分に東海大甲府高の速攻から失点を許し同点とされるが、山学高は交代選手を順次投入し攻撃のギアを上げると、後半28分にDF鈴木のクロスに途中出場のFW小河原瑛太(3年)が頭で合わせ、勝ち越し点を上げる。試合終盤には東海大甲府高の猛攻を受けるが、GK板倉一心(2年)の好セーブや、選手たちの集中した守備により最後まで失点を許さず、2対1で勝利した。
◆監督、選手コメント
岩永 将監督
「県予選はずっと難しい試合が続いていましたが、なんとか接戦を勝ち切って、選手権への出場が決まり良かったです。(決勝では)自分たちの守備からショートカウンターの強みや、ボールを握りながらサイドを攻略しての攻撃等、今まで自分たちがやってきたことを出していこうという話をしてきました。去年はあと1点が遠かったのですが、今年は小河原(選手)のヘディング(によるゴール)が生まれたことが一番の勝因だと思います。スタメンだけでなく、ベンチの選手もいい準備をしてくれましたし、応援に回った選手もいい応援をしてくれ、チーム全体で勝利に向かえたことも勝因かと思います。(選手権について)出るのは選手なので、夢に向かって全国の舞台で力を出せるように、背中を押してあげられたらと思っています」
根岸 真選手(ゲームキャプテン)
「前半の早い時間帯に先制できて、その後も決定機が何本もあったのに決めきれなく、それが後半苦しんだ原因になってしまいました。選手権大会までには決定力の部分を伸ばして、前半の内に試合を決定づけられるようなチームを作っていきたいと思います。(自分のプレーについて)今はコンディションがあまり良くないので、全国に向けてコンディションを上げて活躍したいです」
小河原瑛太選手
「(得点シーンについて)最初は(ボールが)あまり見えなくて、でもいつも練習している通りの場所に(ボールが)来るだろうと思って思い切り飛んだら丁度ボールが来て、しっかり合わせることができました。自分のゴールでチームを勝たせることができてとても嬉しいです。小学生の頃からヘディングの練習はしてきたので、その成果が出せたかと思います。ベンチ出場が悔しくて、(試合に)出たら自分がやってやるぞとずっと思っていたので、それが報われて良かったです。選手権でもヘディングで点をとりチームを勝たせたいです」
◆大会優秀選手(山学高選手のみ抜粋)
GK板倉一心、DF 鈴木琉斗、MF根岸 真、関口翔吾、FW関塚力登

準決勝では2点ビハインドの状況でも諦めず韮崎高に逆転勝利し、決勝でも追いつかれた後の1点を決め切り東海大甲府高との接戦に勝利した。この県予選では昨年からの課題であった、大事な局面で「1点をとる力」をチーム一丸となり引き出すことができた。10度目の挑戦となる第103回全国高校サッカー選手権は11月18日に組み合わせ抽選会が行われ、12月28日に東京・国立競技場で開幕する。

文(R.K)、カメラ(小池裕太)2022.11.12