山梨学院広報課

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●インカレバレーボール男子 山学幸先の良い勝利
~3枚アタッカーの攻撃力の差で初戦突破~
~相手の好レシーブから攻撃に苦しめられる場面も~

2024年度「第77回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男女子選手権大会」(インカレ)が11月25日開幕。山梨学院大バレーボール部男子の1回戦が東京・立川市泉体育館で行われた。山梨学院は2018年強化指定クラブ以来、今秋、大学トップリーグの関東リーグで初の1部入替戦に僅差で敗れて昇格を逃したが、インカレ出場で東海代表の大同大学と対戦。全国の並みいる64の実力校との戦いに臨んだ。第1セット前半、立ち上がりアタッカーの#16石塚蓮と#27ゲームキャプテンの山内智貴を中心にした攻撃で競り合いが続いた中盤。#29米澤琉冶のアタック、ブロックで引き離し、相手のミスも重なり25ー16と先制。第2セット、立ち上がり大同の先行展開に山学も食らいつき、終盤まで拮抗した状態が続く中、勝負の分かれ目でミスが重なり22-25で同点とされた。第3セット序盤からの激しい競り合いに#26平井将大の攻守が光り、一気に差を広げ保持した終盤。ミドルブロッカーの面目を果たす#29米澤の連続ブロックで勝利。セット数2-1とリードした。第4セット、ここでも序盤から見ごたえのあるプレーで膠着状態が続いた。中盤、逆転された大同に#40石井健晴が3本のブロックを決め追いつくと、互いのコートに交錯する1球ごとのボールに一喜一憂する両応援団の前で、大同エースのスパイクを#29米澤がブロックを止め、25-23で勝利。明日の2回戦、日大戦に駒を進めた。

■インカレ全日本バレーボール男子、山学全国大会で躍動できるかー
2024年度「第77回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男女子選手権大会」(インカレ)1回戦が各会場で行われ、東京・立川市泉体育館で山梨学院大バレーボール部男子の1回戦が東海代表の大同大学と対戦。全国の並みいる64の実力校との戦いに臨んだ。大同大は東海大バレーボールリーグ戦秋季大会を5位となったレシーブ力に富む実力校。山梨学院は2018年強化指定クラブ以来、今秋、大学トップリーグの関東リーグを2位で法政大と初の1部入替戦に挑んだが最後まで緊迫した戦いに敗れ1部昇格を逃した。それからわずか1カ月弱、昨年に続きインカレ全日本に出場(前回大会2回戦敗退)で全国の並みいる64の実力校との戦いに臨んだ。

◆午後5時25分、山梨学院のサーブで試合が開始された。1点目は山学のネットタッチで先制されると、その後、先の関東リーグ秋季2部リーグで最多得点とスパイク決定率3位のサウスポーアタッカー#16石塚蓮(3年)と同じくスパイク決定率7位、ブロック決定率7位のゲームキャプテン#27山内智貴(3年)を中心にした攻撃で先行。さらに#16石塚がスパイクポイント5得点を挙げ点差を広げたが、大同もスパイクで応酬、拮抗した。中盤、#27山内、#16石塚、#2森山翔馬(4年)のスパイクで差を広げ始めると、なおも#29米澤琉冶(3年)の3アタック1ブロックで引き離し、相手のサービス、スパイクミスで25-16と1セット目を先制。第2セット、立ち上がり山学のミスで大同が先行も相手もミスが重なり、両者ポイントを奪えずに進むと、山学のもう一人の同関東リーグスパイク決定率2位、同最多得点5位のアタッカー#26平井将大(3年)のアタックと相手ミスで差を広げると大同はたまらなくタイムアウト。その後、4連続スパイクポイントで同点にされ、互いに得点を重ね一進一退の攻防が続いた。勝負の分かれ目でサーブ、レシーブ、スパイクミスが重なり22-25でセット数1-1の振り出しに戻った。

◆第3セット序盤からの激しい競り合いに献身的にボールを拾う#15リベロの池崎響(3年)好プレーや#37#平松陸哉(3年)が繰り出すバックトス、キックトスなど変幻自在のトスワークに山学アタッカー、#26平井将大(3年)や#16石塚の強烈かつフェントボールなど硬軟交えての攻撃を加え、レシーブに強みを持つ大同を徐々に攻め崩した。最後はミドルブロッカーの役割を果たす#29米澤の連続ブロックポイントで相手を25-18で粉砕、セット数2-1とリードした。第4セット。ここでも序盤から見ごたえのあるプレーで膠着状態が続いた。序盤から山学の3人のアタッカーのスパイクを大同の持ち味である粘りのレシーブから連続して#18の小柄ながら強烈なスパイクにつなげるプレーで山学を苦しめ、逆転する力を見せつけた。しかし、逆転した大同に#40ミドルブロッカー石井健晴(1年)が3本のブロックを決め追いつくと、1球ごとに互いのコートに交錯するボールに一喜一憂する両応援団の前で大同エースの#18のスパイクを#29米澤がブロックで止め、25-23で決着をつけた。明日27日2回戦、1部から降格した日大戦と入替戦で1部昇格を逃した山学が意地を懸けて勝利を目指す。

◆インカレ男子1回戦 《山梨学院大VS大同大》11/26 会場:立川市泉体育館
〇 山梨学院大学 3 第1セット 25-16
第2セット 22-25
第3セット 25-18
第4セット 25-23
1 大同大学 ●
 

■山梨学院大スターティングメンバー
#15リベロ・池崎 響③、#16オポジット・石塚 蓮③、#26アウトサイドヒッター・平井将大③、〇#27アウトサイドヒッター・山内智貴③、#37セッター・平松陸哉②
※〇印ゲームキャプテン
≪他に登録メンバー≫ 〇#1リベロ・山瀬慎也④、#2アウトサイドヒッター・高原快成④、#11ミドルブロッカー・森山翔馬④、#7アウトサイドヒッター・福島史也④、#23アウトサイドヒッター・鈴木右京③、#28セッター・猶明 燃③、#29ミドルブロッカー・米澤琉治(3年)、#30リベロ・若菜功全③、#40ミドルブロッカー・石井健晴①が途中交代出場した。※#前の〇印は主将

■試合後の勝者のインタビューー
試合終了後、加戸隆司監督は「彼ららしいいいところも出たし、彼ららしいミスも出た中で勝てたことは良かったです」。相手のチームの大同は、「関東と比べて小さいので、小さくて速い攻撃というか、肘の下あたりが2部辺りですと丁度いい高さになるんです。低い(身長)と大きな子ですと意識しずらいことがあって、そういうところを狙われた感じはしますね。そういうところは対処をしてきましたけど厄介でしたね」と試合をり返った。先ずは1勝できたが、「明日は日本大学さんとやらせてもらって、そこは頑張って勝って、その次の早稲田(前回大会優勝)さんと勝負をさせてもらえばと思います。大学日本一ですから勝つことは簡単な事ではないですけど、彼らもそこを目標にしてきているのでそこに勝負を仕掛けていきたい」と意気込みを語った。
強烈なスパイクでチームを鼓舞し続けた石塚蓮選手は「自分たちのミスで追いつかれるなど、1セット奪われてしまった場面があったですけど、明日はそういう場面が出てしまったら、負けてしまうチームなのでそこを修正しないといけない」と反省を口にした。対戦相手については「ちょっとやりずらい部分もあったですけど、最後は決め切らねばいけないという気持ちがあったのでそこは自分たちの意地で取り切ることができました。取られたららしょうがないと、その分取り返さなければいけないと切り替えるしかないと、3セット目、4セット目に引きずらないようなスタートを意識して戦いました」と精神力の勝利とした。明日は1部を落ちてきた日大戦ですが。明日は1部を落ちてきた日大戦ですが。「春リーグに向けて自分たちが今、どれだけ通用するのか確かめるいい機会だと思っているので挑戦者として頑張りたい」と意気込んだ。
ゲームキャプテンの山内智貴選手は「内容的に見たらこっちの方がミスが多かったので明日からから(対戦相手は)どんどん強くなっていくので、少しずつミスを失くして頑張って行きたい」。そのミスとは「自分たちの掃き出しのミスと、フェイントボールを落としてしまったので修正しなくてはいけない」。相手の守備から崩される場面があったが、「相手はレシーブが上手いのは分かっていたので、1本で決まらないのはしょうがないですけど、こっちが我慢できなかった。何とか勝ちきれたのでとりあえずOKです」と笑みを浮かべた。明日の日大戦は「相手は2部に落ちてきたチームなので、出来れば勝ちきることを目標に頑張りたい」と上を目指す。
もう一人のアタッカー平井将大選手は「今日は1回戦目なので硬さがあって、キャッチ(ボールの動きを止めてしまう反則)とかで最初入らない展開があったですけど、中盤、結構ブロックが刺さったので、続けてブレークできたことは良かった」。内容は、「相手の守備が良かったので、結構ラリーが続いたというのはあるんですけど、こっちの方が攻撃力があるという自信があったので、そこでねじ伏せられたというのは良かった」。明日の日大戦は「これからリーグ戦で当たり、ブロック力が高いチームなので、それでどれだけそのブロックが利用できて、相手から得点を取れるか意識すれば、多分いい勝負になるかと思うので頑張ってきます。まずは日大に勝てば、次は早稲田。優勝候補のチームと試合ができるということで、そこを目指して、一戦一戦を大事に戦う」と勝利に意欲を示した。

明日は会場を東京体育館に移して日大と対戦。勝利すれば全国一に輝く早稲田大(関東1部リーグでも優勝)に胸を借りる。

◆一方、女子も同日1回戦が行われ、山学女子は東北公益文化大(東北・山形)に第1セット13-25、第2セット22-25、第3セット28-26、第4セット26-24,第5セット15-8で苦しみながらも逆転で3-2で勝利し、2回戦は27日、エスフォルタ八王子で帝塚山(奈良・関西)と対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2024.11.26