山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●インカレバスケ女子決勝トーナメント1回戦 山学突破!
~九州第1代表、昨年4強の日本経済大に激闘の末、勝利~
~逆転劣勢の中、終盤チーム一丸の反撃。4強を目指す~

「第76回全日本バスケットボール選手権大会(インカレ)」女子決勝トーナメントが12月5日、エスフォルタアリーナ八王子で行われた。10回出場の山梨学院大女子(山学)は、1回戦を前回大会4強の強豪福岡県の日本経済大(日経)と対戦。試合は開始早々、日経の約200cm留学生がポストプレーを決め、山学もすかさず主将の#55日野華希がレイアップシュートで活気付け、#14アデバンジョ・ブレッシングのポストプレーやまたも、日野のドライブでリード。その後、互いにスピードある攻守で激しく拮抗した中、山学が第1Qを23-17でリード。第2Q前半、山学が#5エース藤澤夢叶のレイアップシュートや#13司令塔樋渡梨桜のキレのあるドライブ、#55日野の3P(ポイントシュート)、#14ブレッシングの相手を弾き飛ばす迫力のシュート、#15久井咲良の速いカットインシュートなど、リズム良く加点。日経も激しい攻守で得点を重ね40-35と追随。第3Q、点差を詰める日経は中盤から終盤にかけ、エース#17を中心に猛攻。山学の5点差を日経が53-58と退勢を一気に逆転した。第4Q、背水の陣の山学が反撃。#5藤澤から始まり、#14ブレッシングの技ありシュートなどで同点に追いつくと、藤澤、日野の起死回生の連続3P,その後は山学の一方的なゲーム展開となり、選手は勝利に執念を見せ86-76で1回戦を突破した。明日は出場67回を誇る伝統校愛知学泉大と4強を懸け対戦する。

■両チーム激闘の一戦。山学が九州1位の日本経済大に接戦勝利ー
◆試合は開始早々、日経の約200cmの長身留学生がポストプレーを決め先制。山学もすかさず主将の#55日野華希(4年)が日経インサイドに切り込みレイアップシュートを見せ、#15久井咲良(4年)のアシストで#14アベンジョ・ブレッシング(1年)のポストプレーやオフェンスリバウンドからエース#5藤澤夢叶(3年)の3P(ポイントシュート)、日経ボールのインターセプトから#55日野のドライブと続き、動きの良い山学が多くのリバウンドから#55日野の2本目の3P、さらに#13・PG司令塔の樋渡梨桜(1年)の連続ポイントにつなぎ16-9とリード。日経のタイムアウト後も互いにスピードある攻守で激しく拮抗した中、山学が第1Qを23-17と優位に立った。第2Qも、先制したのは日経。#17、#11の日経の得点源が仕事をするも、山学が#5藤澤のレイアップシュートや#13樋渡のキレのあるドライブ、オフェンスリバンドから#18山田愛結(3年)のアシストによる#55日野の3P(ポイントシュート)、#14ブレッシングの相手を弾き飛ばす迫力のシュート、#15久井咲良(4年)の速いカットインシュートなど、流れるような山学のコンビネーションでリズム良く加点。しかし、日経も今夏の新人インカレ、10月の国民スポーツ大会で山学を破っており意地を懸けて反撃。このクオーター17-18と日経が取り40-35と追随。

◆ハーフタイム後の後半第3Q、点取り屋の#5藤澤がドライブで得点。直後から日経留学生以外は山学と同じ体型ながら当たりの強いフィジカルで山学ゴールに迫った。山学も#13樋渡のドライブ、#15久井の3Pで点差を保持するも、激しい攻防が続いた中盤、日経は途中出場の#0の選手が連続得点で同点に追いつくと、終盤にエース#17を中心に#7留学生のポストプレーで山学ディフェンスをかく乱する猛攻。山学の5点差を日経が53-58と退勢を一気に逆転した。第4Q、後がなくなった山学がハーフタイムで林五十美監督から自分たちのやってきたことができていないと“喝”を入れられた選手は息を吹き返し大きく躍動。相手の堅固なディフェンスと強烈な突進オフェンスを山学は、#5藤澤の鋭いドライブから始まり、#14ブレッシングの技ありシュートなどで対抗する日経との迫力に満ちた激しい攻防の中、同点に追いついた。さらに残り6分から#5藤澤、#55日野の起死回生の連続3Pが飛び出し差を広げた。さらに山学持ち前の運動量と勝利に対する飽くなき執念で日経を圧倒。試合は86-76で山学は決勝トーナメント1回戦を突破し、8強に駒を進め、明日6日の準々決勝にインカレ出場67回を誇る伝統校愛知学泉大(東海地区1位)と、ともに目標の4強を懸け激突する。

◆インカレ全日本バスケットボール女子選手権大会《山梨学院大学VS日本経済大学》
12/5 13:30 東京都・エスファオルタアリーナ八王子Bコート
〇 山梨学院大学 86  1Q 23-17
2Q 17-18
3Q 13-23
4Q 33-18
76 日本経済大学 ●
 

■山梨学院のスターティング5(ファイブ)は、〇#55F・日野華希主将④、#5G・藤澤夢叶③、#13G・樋渡梨桜①、#14C・アデバンジョ・ブレッシング①、#15F・久井咲良④の5人。※#前の〇印は主将
その他、#17北条瑚奈①、#18・C山田愛結③、#22C・アチャラ・オゲチ・クランシー③、#72SF・藤井七歩④らが途中交代出場した。

■試合後インタビュー
林五十美監督は「昨年ベスト4の相手は、素晴らしい相手だったこそ、私たちの力が発揮できたと思っているので、苦しい時間帯も我慢して自分たちがやるべきことを確認して、それを徹底できたのが勝因だと思っています」と激戦を振り返った。第3Qの逆転された場面をどう見ていたか「やってきたことを負けるのはしょうがないけど、“でもやってないよね”と話しをして、そこで選手たちがスイッチを入れてくれたので本当に選手たちを誇らしく思います」と笑顔で選手たちを称えた。明日の愛知学泉大との戦いは「伝統校で経験もあるのでそこの粘り強さに私たちはひるんではいけないと思っているので、負けたら終わりという気持ちでチャレンジャーとして戦っていきたい」ときっぱり。
エースの藤澤夢叶選手は最終盤、連続3Pを決める怒涛の攻撃について「昨日(グループステージ最終戦)は本当に調子が悪くて自分の思うようなプレーができなくて足を引っ張ってしまったので今日、絶対に取り返すという気持ちでチームのためにシュートを決めることだけを考えていました。」と笑顔で話した。
日野華希主将は戦ってみて「今年は新人インカレも、国体(国スポ)も負けていたので、3度目の正直という感じで本当に勝てて良かったですし、途中、チームの約束事が徹底できていなかったから点差を離された場面もあったですけど、そこは我慢して立て直しができた」と主将の重責を果たし安堵の上場を浮かべた。明日7日の準々決勝を「今日の試合のように自分たちのやるべきことを徹底できれば勝てると思うのでしっかり自分たちのバスケをやります」と勝利を誓った。

山梨学院大女子“常勝常笑”軍団は、1部の実力があるものの、足踏みが続いた2019年、1部リーグ5度目の挑戦で創部12年目にして悲願の1部昇格を果たした。そして2023年、4年間維持してきた関東1部リーグで不覚にも2部降格に屈し、今年4月、1年で1部復帰を目指してシーズンを迎えた。強豪ひしめく5月の関東トーナメント3位、秋季リーグで2部Aブロックを14勝0敗で本来の実力を見せ、復帰を果たした。圧倒的な強さを持った留学生のインサイドプレー。それにプラスしてしっかりしたディフェンスから得点力に秀で3Pに自信を持つチームの顔、藤澤夢叶を中心に、運動量ではどのチームにも負けない走れる選手の代表、主将・日野華希など多数いる負けないチームとしての強みが、これまでもトーナメントで好成績を残してきた。毎年、12月開催されるトーナメントによるインカレにグループステージから決勝トーナメント1回戦を勝ちあがった山学の残り3試合の戦いに期待が高まる。先ずは6日の準々決勝、愛知学泉大に勝利すること!

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2024.12.5


■追記 12月6日、山梨学院大女子準々決勝の結果ー
◆インカレ全日本バスケットボール女子選手権大会準々決勝
《山梨学院大学VS愛知学泉大》
12/6 13:00 東京都・代々木競技場第二体育館
〇 山梨学院大学 78   1Q 22-18
2Q 21-20
3Q 15-13
4Q 20-11
62 愛知学泉大 ●
 

試合は、#5藤澤夢叶(3年)がフル出場で5つの3P、6つの2Pなど31得点の大活躍。2人の留学生アチャラ・オゲチクランシー(3年)、アデバンジョ・ブレッシング(1年)がそれぞれ13得点、15得点で勝利に大きく貢献した。7日の準決勝は、2年連続優勝を狙う白鷗大と対戦する。会場は代々木競技場第二体育館。