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●「第13回ドリームケーキプロジェクト」ケーキ贈呈式
~山学短大・山梨中銀連携事業で子どもの夢を実現~
~受賞者の夢のケーキを山学短大学生が製作し披露~

山梨学院短期大学と山梨中央銀行の連携事業「ドリームケーキプロジェクト」ケーキ贈呈式が12月7日、山梨学院短期大学スイーツスタジオで行われた。今年で13回目となるプロジェクトは、山梨中央銀行が子どもたちへ、食べてみたいと思う「夢のケーキ」の絵を募集。山学短大食物栄養科パティシエコースの学生が実際のケーキを作ることで、子どもたちに“夢が実現”する喜びを感じてもらい、さらに食育につなげることを目的に2012年から始まった。これまでに子どもたちの夢が多く寄せられ、今年も想像力豊かな約500点の作品が集まった。応募作品から山学短大の学生たちによる事前審査の結果、「ドリームケーキ大賞」は北杜市の小学校6年生・柿本さくらさんの作品が受賞。「未来のパティシエ賞」に市川三郷町の保育園児・西野光さん、「山梨中央銀行賞」には笛吹市の小学校4年生・山本真央さんが受賞した。贈呈式では、各受賞者に記念品の「ドリームケーキ」の絵が入った盾と、当日の午前中に完成したケーキが手渡された。ケーキと対面した受賞者は一様に喜びの表情やコメントを寄せ、ケーキを製作した学生らと記念撮影を行った。入賞した3作品と入選作30点は、12月16日から1月17日まで山梨中央銀行本店1階ロビーで展示される。

山梨学院大学・山梨学院短期大学、山梨中央銀行は2010年7月に地域振興に貢献するために包括的業務連携協定を結び、連携事業の一つとして山梨学院短期大学とは2012年から子どもたちの夢を育むことを目的とした「ドリームケーキプロジェクト」を始めた。子どもたちが食べてみたいと思うケーキの絵を毎年募集し、それを山梨学院短期大学食物栄養科パティシエコースの学生が再現するという取組が好評で、今回で13回目の開催となった。ホームページと郵送による募集に対し、今年は約500作品の応募があった。

山梨学院短期大学スイーツスタジオで行われた贈呈式には、受賞者及び保護者、ドリームケーキを製作した食物栄養科・パティシエコースの1年生18名、山梨中央銀行、山梨学院短期大学関係者らが参加した。主催者を代表して山梨学院短期大学 中川裕子食物栄養科長から挨拶があり、出席者への御礼とドリームケーキプロジェクトへの思いを述べた。続いて山梨中央銀行地域創生推進部 渡邊正雄部長から「一昨年に贈呈式に参加した際に、自分たちが描いた絵が現実となって、その姿を見たお子様の目がキラキラしていて、その子ども達を見て喜んでいる(山学短大の)学生の姿を目に付け、このようなプロジェクトはずっと続けなければいけないと強く記憶しております」と話があり、プロジェクトの趣旨と経過を説明した。

贈呈式では最初に「未来のパティシエ賞」に選ばれた西野光さん、「山梨中央銀行賞」に選ばれた山本真央さん、「ドリームケーキ大賞」に選ばれた柿本さくらさんへ、それぞれが描いた夢のケーキの絵の縮小写真がはめ込まれた特製盾と色鉛筆が授与された。その後、山学短大学生による受賞者の夢のケーキの実物が披露された。西野さんが描いた「くまちゃんおやこケーキ」の実物が披露されると、西野さんは「かわいいです」と照れながらも満面の笑みを見せた。このケーキを製作した学生の代表・佐々木鈴華さんは「ケーキに高さを出すことや、イラストのようにくまのかわいさを出すことを工夫して製作しました。親子で楽しめるケーキとなっていますので、ぜひ楽しんで食べて頂きたいです」と説明。次に、山本さんが描いた「このケーキ いくら?」の実物が披露され、山本さんは笑顔で「美味しそう」と感想を述べた。このケーキを製作した学生の代表・橘田美音さんからは「いくらの部分はシュークリームを小さく絞って、いくらの小ささやかわいさを表現しました。いくらの赤さを出すのが難しく、何度も試作を重ねながら赤色や艶を表現できるよう頑張りました」と製作の背景を語った。最後に柿本さんが描いたドリームケーキ大賞作品「私は本が好き」の実物が披露され、柿本さんからも「美味しそう」と言葉が漏れた。このケーキを製作した学生代表の深澤あやのさんは、「クッキーとバタークリームの模様が本になるようにしたことと、イラストに寄せるよう工夫して作りました。見た目も味も楽しめるように作りましたので、楽しんで食べてください」と思いを伝えた。受賞者はそれぞれ保護者や出席者、製作者の学生たちと夢のケーキを囲んで記念写真撮影を行った。最後に中川裕子食物栄養科長から講評があり、西野さんのケーキについては「(くまの)丸い目がとても優しくて、親子のくまさんの仲良しな様子が出て、心温まる良い作品になったと思います」と評価し、山本さんのケーキについて「いくらの軍艦寿司をモチーフに、海苔をチョコレートで表現して、いくら型のシュークリームのトッピングがとてもかわいいです」と述べ、柿本さんのケーキについては「本とケーキが結びつくとは大人には想像がつきませんでした。華やかな薔薇の花が散りばめられ、四角い形もとてもお洒落です」とコメントし、受賞者にお祝いの言葉を贈った。更に製作した学生たちに対して「受賞された3名の感想を聞いて、とても嬉しい気持ちで溢れていることと思います。これからの技術の修得へ力をもらった瞬間になったと思います」と労い、贈呈式は終了した。

子どもたちが描いた「食べてみたいケーキの絵」約500作品から、入賞した3作品と入選作30点を12月16日から1月17日まで山梨中央銀行本店1階ロビーで展示する。

文(R.K) カメラ(小池 裕太) 一部写真提供(山梨学院短大) 2024.12.07