山梨学院広報課

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●選抜野球 山梨学院高野球部 出場決定
~関東地区5校目で選出され4年連続8度目の出場へ~
~一戦必勝を胸に、2年ぶり紫紺の栄光を目指す~

1月24日、大阪市内で「第97回選抜高校野球大会」選考委員会が行われ、出場校32校が決定し、その結果がインターネットLIVE配信中継で発表された。山梨学院高校は、野球部員が砂田グラウンドで練習を行う中、グラウンド隣の野球部寮内で多くの報道陣が詰めかける中、吉田正校長、吉田健人部長、吉田洸二監督が発表の様子を配信で見守った。山学高は昨年の秋季関東地区大会をベスト8で敗退したため、今回の出場については危ぶまれていたが、関東の出場枠最後の5枠目で本学の名前が呼ばれると、吉田校長らは驚きと喜びの表情を見せた後に握手を交わした。その後、選手をグラウンドへ集め、吉報を伝えた。選手らの表情が緊張から歓喜に変わる中、吉田校長は「君たちの努力に敬意を表するし、山梨学院の名前が呼ばれたときは本当に嬉しかった。本当にありがとう。ぜひ楽しんで、全力でプレーして勝ってきてください」と激励した。続いて、吉田監督も目頭を熱くしながら選手らを労った後、吉田監督と吉田部長、野球部員はグラウンドで写真撮影や記者の取材に応じた。組み合わせ抽選会は3月7日に行われ、大会は3月18日より30日の決勝戦まで21世紀枠2校、一般選考30校の計32校の高校球児で日本一を争う。4年連続8度目の出場となる山学高は、2年ぶりの紫紺の栄光を目指し闘志を燃やす。

山梨学院高校は、2023年「第95回選抜野球記念大会」で山梨県勢初の春夏通じて初優勝の快挙を成し遂げ、2024年の第96回大会でも前回王者として挑み、大会ベスト8入りを果たした。夏の甲子園では県大会準々決勝で敗退し春夏の甲子園出場は叶わなかったが、新チームで挑んだ秋季県大会では優勝し、秋季関東地区大会に4年連続山梨1位代表で出場した。神奈川県横浜市で開行われた秋季関東地区大会では、1回戦を神奈川2位代表の東海大相模高に延長10回のタイブレークの末勝利した。この大会で優勝候補に挙げられていた東海大相模高を打ち破ったことで勢いに乗るかと思われたが、準々決勝では千葉1位代表の千葉黎明高に2対5で敗れ、大会ベスト8入りは果たせなかった。秋季大会の結果より、この春行われる第97回選抜高校野球大会への出場は厳しい見立てとなったが、昨年11月に行われた明治神宮大会で横浜高が優勝したため、今回の選抜高校野球大会の関東・東京地区の出場枠は1校増えて7校となり、山学高のセンバツ出場に一縷の望みを繋いだ。

「第97回選抜高校野球大会」の出場校発表はインターネットLIVE中継により行われた。今回は山梨学院高校野球部の部員が発表中継の確認をすることなく、砂田グラウンドで通常通り練習に励む中、グラウンド隣の野球部寮内で吉田正校長、吉田健人部長、吉田洸二監督が中継を見守った。選考委員が21世紀枠2校の発表後、一般選考の全国9地区を北地区から南地区へ順に出場校の選考理由を説明し進められた。山学高が加盟する関東・東京地区の出場校発表が始まると、関東地区は5校選出との宣言があり、順に横浜高、健大高崎高、浦和実業高、千葉黎明高と昨年秋季大会の上位4校の出場が発表され、会場が息を呑む中、5校目に山梨学院高の名前が告げられた。山学高は当落線上に位置していたため、選出の瞬間、吉田校長らは驚きと喜びの表情を見せた後、それぞれ握手を交わした。

吉田校長らはグラウンドへ場所を移し、練習中の選手を集め、吉田正校長から「たった今センバツの発表があって、関東5校目に山梨学院高校が選ばれました」と吉報を伝えた。緊張していた選手らの表情が歓喜に変わる中、吉田校長は続けて、「昨年の(秋季)大会の時、(組み合わせ)抽選で東海大相模を引いたときはどうなるかと思ったけど、(東海大相模高に)見事勝ってくれて、その試合で12安打だったこと、先輩たちが残した成績も高く評価されました。君たちの努力に敬意を表するし、山梨学院の名前が呼ばれたときは本当に嬉しかった。本当にありがとう。ぜひ楽しんで、全力でプレーして勝ってきてください」と激励した。吉田洸二野球部監督は「少し驚いている部分もありますが、野球だけではなくて、色々なところで頑張っているところを見てもらえたんじゃないかと思います。どの学校も選ばれたくて一生懸命努力している中で、最後の1枠に(昨年秋季大会の)ベスト8の(下位)4校の中から、総合力が高いとのことで選んで頂いたので、選ばれなかった仲間の分までしっかり頑張って、1日1日を大切に、浮かれずやっていきましょう」と目頭を熱くしながらも選手たちを労った。

報道陣からの取材に、吉田洸二監督は「今回もセンバツへの招待状を頂くという形になりまして、選考してくださった方にも感謝の気持ちでいっぱいです。(発表の瞬間については)ありがたいと思う気持ちが喜びを勝るってこういうことなのかと、初めて体験しました。選ばれるという意識がなかったので、せっかく頂いた機会を、高校生らしく良い表情で甲子園を戦えたらと思います」と答えた。吉田健人野球部部長は「監督も言われていたように、感謝の気持ちしかないです。(昨年)秋の(大会の)戦いぶりは、初戦は良かったのですが、次の試合で思うような力が出せなくて、もう一度チームを1から立て直していこうということで選手たちと一緒に取組んできましたので、試合はやってみないと分からないところはありますが、昨年の(センバツの)経験を活かして、選手たちは頑張ってくれたらと思います」と語った。梅村団主将は「ドキドキの気持ちで今日を迎えましたが、校長先生から出場できると聞き、ドキドキから甲子園へのワクワクに変わりました。このセンバツの大会で勝ち上がるために1日1日をやり切って、大切にしていきたいという気持ちです。目標は日本一をとることですけど、まずは一戦必勝で初戦に全力で臨めるように選手一同準備していきたいと思います」と決意を語り、横山悠選手は「あの(千葉黎明戦)の試合に負けてから、苦しい中で今日までやってきたのですが、校長先生に(関東)5校目で出場できるという報告を聞いて、率直に嬉しい気持ちでいっぱいです。去年も(春の)甲子園を経験させてもらいましたが、甲子園で野球ができる楽しさというのを感じることができたので、今年も楽しんでプレーをしたいと思います」と意気込みを語った。

第97回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会は3月7日に行われ、大会は3月18日より30日の決勝戦まで13日間(休養日を含む)にわたり阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられる。約2か月後に迫る4年連続8度目の出場に向け、1日1日の練習で更なる打撃、守備の強化を行う。

文(R.K)、カメラ(平川大雪) 2025.1.24