山梨学院広報課

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●山学高 6団体・個人「春の全国選抜大会出場」壮行会 野球部に続き
~ラグビー、ソフトボール、バドミントン部、水泳部など活躍誓う~
~山学伝統の全校応援で選手をバックアップ~

10日に行われた山梨学院高野球部の「選抜大会出場壮行会」に続き、この春休みに『他競技に対して、全国大会に出場する部活動の壮行会』が12日午前、同校体育館で生徒約800人が参加して行われた。壮行会の対象なったのは、まずは、山梨学院高ラグビー部。関東高校ラグビー新人戦の準々決勝で敗戦し本選での出場権を逃すも、実行委員会推薦枠で選出され初出場を決めた。何度も出場経験のあるソフトボール部は、1回の準優勝に輝くが昨年のベスト8からの躍進を目指す。バトミントン部は学年別大会で男女ともダブルス、シングルスとも優勝し、空手道部は関東選抜大会で女子個人形で岡村桜愛が唯一出場を果たし、卓球部では宮川大樹は、選抜県予選でシングルス優勝で山梨学院高に初出場をもたらし、本選では予選リーグから決勝トーナメントに初挑戦する。水泳部は大森理央、細野泰聖2人がそうそうたる大学生、社会人が出場する日本水泳選手権大会上位を目指し、ジュニアオリンピックで代表入りを狙う。これで6つの部活動が春の全国選抜大会に新たに加わった。式は生徒会役員の進行で開始され、初めに生徒を代表して生徒会小林里美会長が激励の言葉を贈った。続いて生徒会からの千羽鶴と花束贈呈と続き、その後、選手たちは応援団、吹奏楽部、チアリーダー部、全校生徒の壮行を受け活躍を誓った。それに応えてソフトボール部・森田結菜主将が選手を代表して挨拶。「私たちは全国大会で精一杯戦ってきます。応援よろしくお願いします」と力強く宣言。これから、それぞれに開催地に向かう。野球部はこの日、12時に甲子園に向け出発した。

■全国大会に出場する3団体と3個人出場選手を激励ー
一足先に10日に「第97回全国高校野球選抜大会」に出場する野球部の壮行会に続いて「他部活動による全国大会出場壮行会」が行われた。生徒会役員の小澤杏菜さん(2年)の進行で開始された。壮行会のはじめに恒例の「納め式」が行われた。冬休み前以降、山梨県大会、関東大会、全国大会で輝かしい結果を残した体育局、文化局の各部の活動により獲得した賞状・記念品を高校に納め、全校生徒がそれを称える行事だ。生徒会会長の小林里美さん(2年)が挨拶。「輝かしい成績を獲得した皆さん。おめでとうございます。前回の納め式からの短い期間にも関わらず、このように多くの成績を学校に納めることができることを同じ学校の一員として、とても誇りに思います。次にこれから全国大会に出場する皆さん。おめでとうございます。ここにいる生徒全員で皆さんが良い結果を残せるように全力で応援します。この応援が力になるとうれしいです。皆さんのご健闘を心よりお祈りしています」とエールを送った。その後、応援団・遠山侑那団長(2年)、藤森好加副団長(1年)の掛け声の下、吹奏楽部、チアリーダー部を中心に会場の生徒、教職員全員で『校歌』と『突撃のテーマ』で高校全体が高揚感で結束、選手たちとともに全国大会で戦うことを誓った。

■各部主将、選手から大会への意気込みを聞くー
約2週間後に大会を控えるラクビー部鈴木愁平主将(2年)は「1期生の先輩方が花園を勝ち取ってくれて、去年は初の花園で勝てて正月越えもできて、自分たちの代で選抜初出場を実力で勝ち取りたかったですけど、まだまだ実力の差はあったんですけど、推薦してもらい可能性を感じてくれた初出場はうれしいです」。どんな戦いを「関東大会でもできた敵陣キックでバックスがフォワードを持ち上げそのままフォワードがモールでトライという自分たちのラグビーができればいいかなと思います」と意気込む。
ソフトボール部の森田結菜主将(2年)は「今回、初戦の相手が前回選抜の時に敗戦した相手なのでリベンジみたいな感じで1回戦から集中してみんなで戦っていきたい」。今年はどんな戦いを「一戦必勝という感じで頑張っているんですけど、最終的な目標は日本一を取ることなので対策をしながら頑張って行きたい」と決意を語った。
バドミントン部荒瀬尊翔選手(2年)は「自分たちのチームは先輩たちに比べれば結果は残せてないんですけど、その中でも全力を尽くせるようにチーム一丸となって頑張りたい。目標はベスト8に入ることです」。女子の飯島千佳選手(2年)は「(出場は)実感は今はあまりないんですけれども、緊張してくると思います。チームはいい感じで仕上がっているので、私はダブルスが好きなので、初出場で初戦から強い相手ですがベスト16を目指して頑張りたい」。
卓球部の宮川大樹選手(2年)は山梨学院高として初出場を果たした。「県予選も大変だったですが、本選に向けて練習に頑張ってきたので練習の成果を存分に発揮できるような状態で試合に臨みたいです。第1目標は予選リーグ突破を狙いたい」。
水泳部の大森理央選手(2年)は「昨年も同じ大会に出場したんですけど、あまりいい結果が出せなかったので1年間練習してきた成果を発揮できたらいいと思っています。大学生や社会人としっかり勝負してB決勝やA決勝に残り1つでも上を狙っていきたい。自分のやってきたことを信じて全力でいきたい」と意気込みを語った。細田泰聖選手(2年)は大舞台への出場に「みんなが行ける場所ではないので、そこに向けて調整して頑張って行きたい。今まであまりそういう経験がなくて、今回の日本選手権は初めて出場するので、その大会を楽しみながら自己ベストや目標を達成したい」と抱負を語った。
空手道部から唯一出場を獲得した岡村桜愛(2年)は壮行会を欠席した。

■壮行会終了後に終業式が行われたー
終業式で吉田正校長の挨拶では「先程、『壮行会』がありまして非常に誇らしい気持ちになったと思います。全国の中でもこれほど全国優勝の経験があったり、全国大会出場の経験を持っている学校は数少ないです。7つの部が全国選抜とか、全国大会に出場していることが非常に珍しい学校です。日々の新聞を見ていると山梨学院の名前が出ない日がないほどに注目されています」。続けて14年前の3月11日に発生した東日本大震災に触れ「君たちを見ていると自分はサッカーをやりたい、自分はラグビーをやりたい、バスケをやりたいと、自分がやりたいことが自由にできる環境があり、それが実践できていることはとても幸せなことだと思うし、何よりも平穏な日々が過ごせることはとても安心なことで貴重なことだと思います。君たちも3月11日の時に多くの生徒たちの命が失われていて、その子たちの思いがどんなものだったか考えてほしい。そして君たちがいかに恵まれているか」。自分の置かれている状況や自分のやろうとしていることをやらせてもらっていることに周囲が支えてくれていることを感謝してほしいと訓示した。

■各競技の大会日程ー
全国大会に出場する山梨学院高競技部の全国大会最初の大会。「第26回全国高校選抜ラグビー大会」は23日、さいたま・熊谷ラグビー場ほかで開幕。決勝戦は31日。初出場の山梨学院は23日1回戦に京都工学院(旧伏見工)と対戦。「第43回全国高校ソフトボール女子選抜大会」は3月21日から24日まで長崎県大村市で開催。1回戦で愛知・聖霊高校と対戦する。「第53回全国高校選抜バトミントン大会」は23日から26日まで石川県金沢市で開催。「第52回全国高校選抜卓球大会」は、岡山県岡山市で20日から23日まで行われる。空手道「第44回全国高校選抜空手道大会」は25日~27日の日程で和歌山県で開幕。水泳は世界選手権、世界ジュニア選手権出場を賭けた「第100回日本選手権水泳競技大会」は、3月20日から23日まで東京アクアティクスセンターで開催される。

18日開幕の高校野球選抜から始まり他競技の熱戦は、山梨学院の伝統の全校応援の絆で桜満開といきたいところだ。

文(K.F) カメラ(平川大雪)2025.3.12