Vol.130 2002.7.21号
第84回全国高等学校野球選手権山梨大会 準々決勝
山学附「西村」満塁本塁打
~ 3試合連続コールド「斉藤」7回完封 ~
山梨県高校野球連盟は7月21日、小瀬球場・緑ヶ丘球場 (甲府市)で「第84回全国高等学校野球選手権山梨大会」準々決勝4試合を行った。小瀬球場第1試合の山梨学院大学附属 対 甲府工は、山学大附が8安打1本塁打を放ち甲府工業に9対0で7回コールド勝ちし、3試合連続コールド勝ちを収めた。 山学附は、1回表二死満塁で6番・西村が田名網投手の内角直球を左中間に満塁本塁打を放ち4点を奪い先制した。2回表一死後、9番・内村が中前安打。内村は1番・佐野の二塁ゴロで二塁に進塁。内村は続く2番・松本の3球目のパスボールで三塁に進塁し、松本の左翼前安打で生還し5対0とした。4回表一死後、1番・佐野が左線を破る二塁打。2番・松本のセーフティバンドが投手の一塁への悪送球を誘い1・3塁とした。続く3番・沢田の遊飛打で、佐野がタッチアップで本塁を突き6対0とした。6回表、1番・佐野が四球を選び出塁。2番・松本は三塁にセーフティバンドを試み、一塁手の落球を誘い1・2塁とした。二死後、5番・明石が右中間に2点適時三塁打で8対0。続く6番・西村の3球目に投手がワイルドピッチし明石が生還し9対0と試合を決めた。投げては斉藤が、1回裏一死満塁のピンチに4番・中島、5番・田名網を三振に仕留めなど、猛打を誇る甲府工打線を7回・4安打に抑え完封した。試合終了後、鈴木監督は記者のインタビューに「1回の攻防が全てだった。結果 は家のワンサイドゲームとなったが、1回の攻防の如何で、家がワンサイドで負けても可笑しくないゲームだった。最後の最後まで気の抜けない試合だった」と振り返った。満塁ホームランを放った西村は「先取点を取って、チームを勢いづかせたかった。内角には来ないと思っていたら、ストレートが来たので、思い切りバットを振った。手応えがあったので、『入れ、入れ』と思って走った」と、また「秋・春とチームに貢献できなかったので嬉しいです」と感心の笑みを浮かべていた。エース斉藤は、1回の満塁について「ここが見せ場と何が何でも抑えてやろうと思った」と、ピンチも楽しんでいた様だ。山梨学院大学附属高校は、24日午前10時から小瀬球場(甲府市)で市川高校と準決勝を戦う。
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