VOL152 10月5日
第55回秋季関東高校野球大会山梨県予選(第9日)
山梨学院附 8年振り4度目関東大会出場
〜 沢田 3ラン 9対2 7回コールド 〜
山梨県高校野球連盟は10月5日、甲府市の小瀬球場で第55回秋季関東高校野球大会山梨県予選(第9日)準決勝2試合を行った。第2試合目の山梨学院大学附属高等学校は、身延高等学校と対戦し9対2の7回コールドで勝ち決勝に進出するとともに、8年振り4度目の関東大会出場を果 した。山梨学院附は1回表、
エース・佐藤元基
が身延の1番・佐野隼希に右中間を破られる二塁打。続く2番・佐野武史に死球を与え。3番・遠藤宏の三塁への犠打が内野安打になりノーアウト満塁とされた。4番・青木寿弥に中前に適時安打を浴び1対0とされた。さらに、5番・穴山健太の中飛犠球で
2対0とされた
。2回裏、山梨学院附は今大会3試合無失点の
右腕・望月崇仁
から、5番・高橋一人が初球を中前安打し出塁。6番・徳良慎吾の投手への犠打で高橋が二塁アウト。しかし、7番・西島誠志の右安打で一・二塁とし、二死後、9番・渡辺博紀がカウント1−0から高目のカーブを左越え
2点適時打を放ち同点とした。
4回裏、山梨学院附は6番・徳良の死球を足がかりに、一死後8番・佐藤の犠打が相手投手の失策を誘い一・二塁とした。続く9番・渡辺が2個目の死球で満塁。1番・佐野の3個目の死球で、押し出しで徳良が生還し3対2と勝ち越した。2番・内村の打席で三塁ランナー佐藤が牽制球で誘い出され、三塁・本塁間に挟まれたが捕手が落球し、佐藤がホームインし4対2。内村の左前適時安打で5対2とした。3番・明石は初球スクイズで空振り、しかしキャッチが後逸し佐野が生還し6対2。明石は遊撃手ゴロの内野安打で一・三塁とした。明石は4番・沢田の打席に盗塁し二・三塁とした。沢田はカウント2−3のあと、インコース高目のストレートを叩き、右芝席に3ランとなる本塁打を打ち込み9対2と試合を決めた。沢田主将は、「ホームランは投手の球が速いので三振しないように、後につなげるようにミートに心掛けた結果 」と、関東大会では「選手には好不調の波があるので、スタンドもベンチも一丸となり、皆で一戦一戦勝って行きたい」と決意を述べた。鈴木英夫監督は「望月選手は屈指の好投手。1週間前から、どう崩そうかと秘策を練った。好投手にかかると打線が単発になるので、桎梏つなげる野球に徹した。
4回にその成果 が出て
快心の野球が出来た」と試合を振り返っり、関東大会は「まず、相手を見てから、桎梏」と答えた。明日、午後1時から小瀬球場で、東海大甲府高校と優勝を賭けて戦う。