関東地区高等学校野球連盟は11月3日、県営保土ヶ谷球場と大和引地台球場で第55回秋季関東地区高等学校野球大会(第2日目)第1回戦の4試合を行った。山梨代表は、山梨学院大学附属高等学校(山梨1位)が前橋育英高等学校(群馬2位)を3対0、東海大学甲府高等学校(山梨2位)が桐生第一高等学校(群馬1位)を7対0のコールドで破り共に2回戦に進出した。大和引地台球場で行われた山梨学院附と前橋育英は、1回の表山学附が一死後2番・内村賢介がセフティバンドで出塁。続く3番・明石健志のとき相手投手・小沼直昭がパスボール、この間に内村が二塁に進塁し、明石の中前安打で一・三塁とした。4番・沢田大志が、このチャンスに中前適時打を放ち内村が生還し先取点を奪った。山学附は3回、1番・佐野史学が1‐1の後、内角ストレートをライトスタンドに運び貴重な追加点をあげ2対0とした。山学附は8回、3番・明石が右前安打で出塁。二死後、6番・高橋一人の右前安打で二塁から明石が果敢にホームを狙い相手捕手・堺雅隆のタッチを避けて3対0として試合を決めた。投げてはエース・佐藤元基が、8回まで9安打、11残塁と毎回ランナーを背負う投球だったが、安定した投球で後続をピシャリ抑え完投した。鈴木監督は「相手投手は予想通りの好投手だった。一回表、内村のセフティバンドは絶妙だったね。あれで、相手投手を翻弄できた。佐野のホームランは逆風を突いて良く飛んだね。明日も手堅く戦う」と語った。3回表、ホームランを打った佐野は「ホームランは狙っていなかった。チームのために出塁しようと、内角のストレートがきたので打った。明日もチームだけの勝利を考えて頑張ります」と球場を後にした。明日は第2回戦を、県営保土ヶ谷球場で午前10時から「浦和学院」(埼玉1位)と「桐蔭学園」(神奈川2位)、午後12時半から「東海大甲府」(山梨2位)と「藤代」(茨城1位)、大和引地台球場で午前10時から「山梨学院附」(山梨1位)と「花咲徳栄」(埼玉2位)、午後12時半から「常総学院」(茨城2位)と「横浜」(神奈川1位)のカードで行う。 山梨県大会決勝の様子はこちら