日本レスリング協会、全日本学生レスリング連盟は11月17日、静岡県・東伊豆勤労体育センターで「第28回内閣総理大臣杯 平成14年度全日本大学レスリング選手権大会」第2日目(最終日)、フリースタイル7階級を行った。山梨学院大学は、全階級入賞という偉業で3年ぶり2回目の日本一になり、内閣総理大臣杯に輝いた。小幡邦彦は84Kg級を制し4連覇を達成した。決勝に進出した74Kg級小林歩、55Kg級山本篤は敗れ2位となった。3位決定戦で120Kg級福田大樹、96Kg級福田力、60Kg級田岡秀規が勝ち、66Kg級の藤田有人が7位入賞し53点で2位の日本体育大学に11点離し、内閣総理大臣杯(団体優勝)を獲得した。主将の小幡邦彦は「自分の4連覇より、団体優勝が嬉しい。東日本リーグ戦とフリー王座決定戦で優勝できなかったので、フリースタイル3大大会の、この大会は是が非でも優勝したかった。決勝戦ではフォールを狙わずチームのために勝つことに徹した」と、主将の責任を果たしてホッとしていた。高田裕司監督は「このチームは力がありながら優勝ができなかった。最後の最後で本領を発揮してくれた。準決勝では勝てる試合を落とした。しかし、全員入賞で4年生が3位以上と頑張ってくれたので」と団体優勝に笑みを浮かべていた。全国から31校が参加して行われたが、優勝 山学大、2位 日体大、3位 日大と関東勢が独占した。最優秀選手賞に小幡が、最優秀監督賞に高田裕司監督が選ばれた。
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