VOL169 11月17日
第28回内閣総理大臣杯 平成14年度全日本大学レスリング選手権大会
山学大 団体優勝・内閣総理大臣杯 日本一 3年ぶり2回目
〜 小幡・個人4連覇 小林・山本 2位 〜

日本レスリング協会、全日本学生レスリング連盟は11月17日、静岡県・東伊豆勤労体育センターで「第28回内閣総理大臣杯 平成14年度全日本大学レスリング選手権大会」第2日目(最終日)、フリースタイル7階級を行った。山梨学院大学は、全階級入賞という偉業で3年ぶり2回目の日本一になり、内閣総理大臣杯に輝いた。小幡邦彦は84Kg級を制し4連覇を達成した。決勝に進出した74Kg級小林歩、55Kg級山本篤は敗れ2位となった。3位決定戦で120Kg級福田大樹、96Kg級福田力、60Kg級田岡秀規が勝ち、66Kg級の藤田有人が7位入賞し53点で2位の日本体育大学に11点離し、内閣総理大臣杯(団体優勝)を獲得した。主将の小幡邦彦は「自分の4連覇より、団体優勝が嬉しい。東日本リーグ戦とフリー王座決定戦で優勝できなかったので、フリースタイル3大大会の、この大会は是が非でも優勝したかった。決勝戦ではフォールを狙わずチームのために勝つことに徹した」と、主将の責任を果たしてホッとしていた。高田裕司監督は「このチームは力がありながら優勝ができなかった。最後の最後で本領を発揮してくれた。準決勝では勝てる試合を落とした。しかし、全員入賞で4年生が3位以上と頑張ってくれたので」と団体優勝に笑みを浮かべていた。全国から31校が参加して行われたが、優勝 山学大、2位 日体大、3位 日大と関東勢が独占した。最優秀選手賞に小幡が、最優秀監督賞に高田裕司監督が選ばれた。

 

 
第3回全日本学生 ショートトラックスピードスケート個人選手権大会
有野美治(山学) 4冠達成で総合優勝
〜 男子1,000・3,000優勝 〜

日本スケート連盟は11月17日、長野県・帝産ロッジで「第3回全日本学生ショートトラックスピードスケート個人選手権大会」第2日目最終日を行った。山梨学院大学の有野美治は、昨日行われた男子1,500メートルと500メートルに次いで1,000メートルと3,000に優勝し、4冠を達成し総合優勝に花を添えた。有野は総合得点136点で2位の末吉隼人(早稲田大学)に94点の差を付け総合優勝した。有野は「アジア選手権大会、ワールドカップ(ロシア大会・イタリア大会)、第5回アジア冬季競技会に向け弾みになった」と優勝を噛み締めながらも早くも、世界大会に向け気持ちを切り替えていた。川上監督は「今大会で男子の有野が4冠で総合優勝したくましくなった。それに、女子の重松良枝もユニバーシアードに選出され収穫」と語った。両選手は1月イタリアで行われる第21回ユニバーシアードの出場権を獲得した。