VOL224 7月5日
山梨学院生涯学習センター創設10周年
記念フォーラム 
〜 市民に根ざした大学を創造 〜
 
山梨学院生涯学習センター(黒沢惟昭センター長)は7月5日、山梨学院50周年記念館で山梨学院生涯学習センター創設10周年記念フォーラムを行った。同センターの黒沢センター長は『大学改革と生涯学習‐次の10年を展望して‐』と題して基調講演を行い「生涯学習時代の大学は、大学と市民の『協働』によって市民社会に根ざした大学を創造すべきで、その中心的役割を『生涯学習センター』が担わなければならない」と提言した。また、山梨学院生涯学習センターにおける、10年を展望した具体的実践として、@『大学コンソーシアム山梨』への展望、A各大学の生涯学習センターの連合、B教授方法・カリキュラム・評価の研究、Cインターネット=有線テレビの活用、D『正規』学生と社会人学生の『同化』と『異化』(単位認定による資格化の検討)、E独立採算制の展望、F地域社会の企業、諸機関、諸施設と高校-中学校-小学校との連携、G県民各層の参加による運営協議会の結成、H全国組織との連携、Iすべての県民が知識人になる山梨キャンパス都市「甲斐教育共和国の実現」を掲げた。
その後、シンポジウム『知の中心・周縁関係を問う‐学問・大学・生涯学習の可能性‐』が行われ、パネリストに東京大学名誉教授 宮坂廣作さん、横浜国立大学教育人間科学部教授 金井淑子さん、東北芸術工科大学東北文化研究センター所長 赤坂憲雄さんが、指定討論者に山梨大学副学長 伊藤洋さん、山梨学院大学法学部政治行政学科教授 丸山正次さんが招かれ、コーディネーター・山梨学院大学大学院社会科学研究科長 椎名慎太郎さんで参加者約130人の研究者らで活発に討論された。
フォーラム終了後、同大のプルシャンブルー(カフェテリア)でレセプションが行われた。

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