VOL257 1月4日
第80回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路
〜 山梨学院大 総合12位 復路15位 〜
関東学生陸上競技連盟は1月3日、第80回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路を行った。神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場前から東京・大手町読売新聞社前までの5区間109.2kmで、復路優勝と総合優勝が争われた。レースは、駒澤大学が総合タイム11時間7分51秒で、3年連続4度目の
総合優勝
を飾った。また、復路を5時間33分17秒で走り復路優勝し、3年ぶり2度目の完全優勝を成し遂げた。連続18回出場の山梨学院大学は復路を5時間42分57秒で走り15位、総合は11時間25分56秒の12位で東京・大手町読売新聞社前にゴールした。6区・
矢崎登久(3年)
は、トップ駒澤大スタートから8分25秒差で箱根芦ノ湖駐車場前を
スタート
した。矢崎は「緊張はあったが、やるしかない」と、まもなく前を行く帝京大を抜き順位を10位と上げた。「自分の走りは出来たが、後半の弱さが出た。まだ力が劣っている」と、中大と順大に抜かれて、20.7km地点の小田原中継所に1時間0分54秒の区間7位の総合12位で、
飯上にタスキを繋いだ
。7区・
飯上幸哉(1年)
は、小田原から平塚の21.2kmを「最初はリラックスして走れたが、後半に脚が攣り一杯一杯の状態になり、追撃するチームの流れを切ってしまった」と、1時間8分28秒の走りで、区間18位でチーム復路15位、総合12位で片貝にタスキを渡した。8区・
片貝勝浩(3年)
は、平塚から戸塚までの21.3kmを「8km付近の海岸沿いで、徳光さんの声援を受け励みになったが、16kmの上がり坂でペースが落ちた。平地に入っても切り替えられなくて、そのままのペースで中継所に着いた」と、1時間8分3秒の区間12位でチーム復路13位、総合12位とした。9区・森和治(4年)に代わった
元原卓哉(4年)
は、片貝からタスキを受け取ると「暑さと、前の選手が見えなく、15kmでペースが落ち自己ベストより1分遅い走り」と、戸塚から鶴見23.0kmを1時間13分2秒で走り区間15位でチーム復路15位、総合12位とした。10区・
向井良人(2年)
は、後藤順(3年)に代わって走り「最初はリズム良く走れた。ラスト3kmで全く足が動かなくなった。ラスト1kmで大東・東農大に並ばれ抜かれた」と、1時間12分30秒の区間12位でチーム復路15位、総合12位で東京・大手町読売新聞社前に
ゴール
した。上田誠仁監督は「ボタンの掛け違いが最後まで響いた。ベストオーダーを組み立てられなかった。また、それを跳ね返せるだけの逞しさがチームになかった」と語った。キャプテンの高見澤勝は「これが今のチームの力。3年生以下には、悔しさ、悲しさなど色々な思いがそれぞれあると思う。今思っている気持ちを来年に生かしてもらいたい」と後輩にタスキを預けた。山梨学院は平成8年の棄権以来8年ぶり3回目のシード権獲得を逃し予選会に臨むこととなった。
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