VOL260 2月23日
第五回酒折連歌賞表彰式
〜大賞・高橋さんら5名が出席〜
山梨学院大学と酒折連歌賞実行委員会は2月23日、山梨学院大学で第五回回酒折連歌賞の表彰式を行った。有効応募数32、766句の作品の中から選ばれた、
大賞・高橋雄三さん
(福島県59歳)、
佳作・中野千秋さん
(群馬県41歳)、
佳作・山本四雄
(大阪府56歳)、
佳作・松井更さん
(神奈川県47歳)、
アルテア賞最優秀・佐藤彩香さん
(山梨県14歳)の5名が出席。主催者代表の古屋忠彦学長が、受賞者一人一人に表彰状と副賞を授与し、栄誉を称えた。川手千興実行委員長は「酒折連歌5・7・7、5・7・7の片歌問答の歌遊びの有効応募数が、5年目にして昨年の2万句から1万句増え3万句となった」などと、応募概要を披露した。廣瀬直人選考委員長は「五回目を迎え、大賞の高橋さんの作品をはじめ全体的に落ち着いてきて良い作品が多かった。これは、問いの片歌から“切ってつなげる”ということができていることと、日常の事を具体的に5・7・7にのせて解りやすい言葉で創作されているところにある」と総評した。大賞を受賞した高橋さんは「問いの片歌『あのときの父とふたりの約束ひとつ』に、山歩きが好きだった父は、私が中学生の頃まで、よく近くの山に連れて行ってくれ、どんぐりの種類を教えてくれた。父は既に他界しており、ふるさとを離れて暮らしていた若い頃のことを思い出して、『ふるさとのどんぐり今も抽斗にある』と詠った。3回目の応募で大賞に輝き、嬉しい」と、受賞のことばを述べた。表彰式の後、受賞者は甲府市内にある連歌発祥の地・酒折宮を見学した。
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