VOL277 4月16日
山梨学院大学法科大学院開学式
〜 山梨学院ブランドが市民権を得られるようともに歩む 宣言 〜
 
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山梨学院大学大学院(古屋忠彦学長)は4月16日、同校法科大学院棟模擬法廷で法科大学院開学式を行った。式典では、古屋学長が式辞の中で「山梨学院は、第二次世界大戦終了後、ここ甲府に産声をあげた1946年から75年の厳しく辛かった草創期の第一章。75年から本年までの波乱に富んだ第二章。本学に転機が訪れたのは、学園紛争が終焉をつげた75年。その年を機に学園はドラスティックな大学改革に挑み、今日の学園の哲学が打ち立てられ、現在にまで及んでいる。本学は今、ロースクールという鮮やかな旗印をかかげ、新たな第三章に突入する。山梨学院ブランドが市民権を得られるよう、やがて来る勝利を信じ学生諸君とともに確かに歩んでゆくことを開校にあたり誓いたい」と宣言した。法科大学院の小野寺規夫研究科長は基調報告で「学生の自主性を重んじ、@地域に貢献できる、A国際的に活躍できる、B子供や弱者の味方ができる、法曹をじっくりと育てたい」と述べた。また、法科大学院協会の奥島孝康理事長(早稲田大学法科大学院教授)が、『新時代の法曹に望む』と題し記念講演会を行い「日本は行政国家から司法国家に展開する。現在の法の究極は政治である。個人がそれに拘束されている。法とは何か、これからの自由・平等・正義とは何かを理解しなければならない。人間はたった一度だけの人生。本を読むことによって、人類5千年の幾つもの人生を体験で出来る。山梨学院のブランドを未来に掲げるために、今、確りと勉強せよ」と結んだ。法曹界並びにマスコミ関係者らの来賓、法務研究科第一期生と教職員の約180が出席した。なお、式終了後に同校のカフェテリアで祝賀会が行われた。
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