VOL294 6月20日
平成16年度全国高等学校総合体育大会
ソフトボール競技山梨県予選決勝(女子)
〜山附・古屋好投も準優勝 延長三連覇阻まれる〜
全国高等学校体育連盟と山梨県高体連ソフトボール専門部は6月20日、富士吉田市の鐘山スポーツセンター総合グラウンドで平成16年度全国高等学校総合体育大会ソフトボール競技山梨県予選決勝(女子)を行った。山梨学院大学付属高校は三連覇を目指し決勝に臨んだが、塩山高校にタイブレーカーの末に敗れ三連覇を阻まれた。1回表に山学附のエース・古屋美咲は一死二塁後、四番・長田由衣に3‐1からストレートを中前適時打され先取点を許した。エース・古屋が2回以降に好投する中、4回裏一死後に四番・杉本喜美が左前安打で出塁、続く五番・田中千秋がヒット・エンド・ランで右前安打し一・三塁、六番・福島江利子の二塁ゴロの間に杉本がホームインして同点とした。5回・6回と安打、7回二塁打と塩山を攻め立てたが1対1で決着がつかず、タイブレーカー(無死二塁から前回の続きの打撃順で試合開始)で延長を行った。エース・古屋は一死後、四球と盗塁で二・三塁とされ、右飛で二死とし二番・小笠原千枝を二塁ゴロに打ち取ったが、一塁手が捕球をファンブルして2点を先取された。その裏に無死二塁の二死後、四番・杉本が中前安打で出塁、五番・田中が死球で一・二塁としたが続くバッターが左飛に倒れ3対2で敗れた。山学附は初戦から、今年3月に交通事故で亡くなったエース・古屋の母の遺影をベンチに飾り、全員一丸となって試合に臨み決勝に進出した。決勝戦でも全員でタイブレーカーにもつれ込む手に汗を握る好試合を演じたが、母親が見守るなかエース・古屋ら3年生の夏は終わった。
アルバムはこちら