VOL343 2004.9.26号
2004/2005ワールドカップショートアジア地区大会第1・2戦派遣選手選考会最終日
〜山梨学院大・有野3000m優勝で大逆転の総合優勝〜
〜藤本1000m準優勝で有野と共に派遣選手〜 
 

動画
日本スケート連盟は9月26日、長野県の帝産アイススケートトレーニングセンターで、2004/2005ワールドカップショートアジア地区大会第1・2戦派遣選手選考会の最終日1000mと3000mを行った。山梨学院大学男子の有野美治(スポーツセンター研究員)は、1000mで3位、3000mスーパーファイナルで優勝し、第1日総合7位からの大逆転で総合優勝した。
第1日に総合4位につけていた藤本貴大(2年)は、1000mで寺尾悟(トヨタ自動車)に続きゴールし準優勝、3000mは6位となり、総合で順位を1つ下げ総合5位となった。
女子はALSOK綜合警備保障の神野由佳が2種目を制して優勝した。神野は、今大会4種目の全てを制し完全優勝を達成した。
総合得点争いは、男子1位・有野美治(55点)、2位・寺尾悟(55点)、3位・池英徳(SANIX・47点)、4位・西谷岳文(サンコー・47点)、5位・藤本貴大(45点)。女子1位・神野由佳(136点)、2位・小澤美夏(阪南大学・63点)、3位・古屋由布子(SANIX・39点)、4位・飯塚容子(中京大学・29点)、5位・勅使川原郁恵(赤塚・19点)となった。
この結果、ワールドカップショートアジア地区大会第1・2戦(10月22日から24日・中国のハルピン、10月の29日から31日・中国の北京で開催)に男女共に上位5位までの選手が選考されたが、男子・寺尾悟、女子・勅使川原が辞退したため、男子6位の池智徳(中京大学)と女子6位の小澤幸(阪南大学)が繰り上げ選考された。
山梨学院大学の川上隆史監督は「第1日の悪い流れを断ち切れた。有野は総合7位から1000m3位、3000m優勝と底力をみせつけた。寺尾選手と55点と並んだが、同点の場合スーパーファイナル(3000m)での優勝者が総合優勝となるという規定があり、有野が総合優勝者となった。藤本は500mと1000mで準優勝と安定した力を見せた。伊藤潤二、吉沢純平はアクシデントが起き残念だったが、ワールドカップショートアジア地区大会へ5人選考中2人が選ばれたのは良かった」と語った。

1000mアルバム
3000mアルバム