山梨学院大学法学部政治行政学科(日高昭夫学科長)は10月5日、同大40号館101教室で平成16年度 政治学特講T『警察の研究』の第2回目の授業を行った。
この授業は昨年度の後期に、警察行政のしくみ、理念、制度、実態および歴史などを体系的に学ぶことのできる、ユニークな授業科目として開設された。
第2回目に当たる今日は、山梨県警察本部長 田中法昌氏が『警察組織及びその任務』と題して、1)警察行政の特色とその任務、2)警察組織とその対象、3)組織管理の特色、4)警察庁の業務とその特色、5)県警察の特色について、約80名の学生を前に講義を行った。
学生は今後、山梨県警察本部警察官や警察官OBから『警察組織と現代社会の安全の現状・対策』『テロリズムと警察』『犯罪と刑事警察』『車社会と交通警察』『地域警察と生活安全警察』を、山梨県企画部から『山梨県における安全・安心なまちづくりの推進』、本学教授から『現代社会と警察』『戦後警察の歴史と現代的課題』をテーマに学ぶ。
日高学科長は「本学は男女ともに警察行政に関心の高い学生が多い。そこで学生の学習ニーズに応え、昨年度からこの授業を行った。本年度からは、後期2単位の正規科目として本格的に開講した。これにより学生は、理論と現実を体系的に学ぶことができ、リアリティのある授業が期待できる。また、今年は山梨県知事部局の『安全・安心なまちづくり』への取組みにも注目し警察行政だけでなく、より総合的な視点を提供したい」と語った。
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