塩澤将希(しおざわ まさき 21歳)さんは、山梨学院大学、同短期大学の学園祭「第35回樹徳祭」実行委員長に就任した。
今回のテーマは「R-evolution」(レヴォリューション)。「とにかく、一歩でも前に、一歩でも進んでいたいのです」と身を乗り出す。「今回で樹徳祭は35回という節目に当たります。革命(revolution)を起こし進化(evolution)させたい。また、世の中も改革とか革命に燃え、そして進化させています」樹徳祭のキーワードは、これだと思いテーマに採用したという。
大学に入学して、テニス同好会へ何度となく足を運んだ。誰もいなくてウロウロしていると、学園祭実行委員に声を掛けられ勧誘された。「話を聞いているうちに、学園祭に参加する側から、提供する側も面白いかな」とか、「一般学生と違うことをしてみたいなどと思って入会しました。1年生のときは編集局で、先輩の後に付いてポスターやパンフレットの作成を、2年生になったら編集局長になるはずの、漆原保彦先輩が実行委員長になってしまったので、2年生で編集局長に抜擢されました」。2年間で、「大学の学園祭は高校のときに比べて、催しのスケールが大きいことや、地域とのかかわりが深くて、何しろダイナミックに展開して面白いと実感した」という。
「やる前に後悔するなら やった後に後悔したい」という思いがあり、樹徳祭実行委員長には自らが立候補した。「34回まで先輩たちが引いてくれたレール、今度は自分たちでレールを引き35回の駅舎を建てる。34回から進化していたい」と熱く語る。35回の駅舎には主な催し物だけでも「開会式から始まり、FM甲府アワー、キッズパークinじゅとくさい、マイ ブランド、チャリティーフットサル、ゼミ・サークル王座決定戦、沖縄民族舞踊、演舞、ダンスショー、模擬店、展示会など、沢山のプログラムが詰まっています」という。
「これを聞くと『昨年のプログラムと代わり映えしてない』と言われそうですが、外郭団体との関わりの部分で、ゲスト(招待客)としてお招きするのではなくて、連携とか合同とかのジョイントをしていただく、仕掛けを施した」という。例えば「犯罪抑止を目的に掲げた、学生が組織する『YGUディターレントクラブ』と、地域住民が組織する『なでしこガーディアン』。そして、それを支援するエフエム甲府と甲府警察署が加わり『地域犯罪抑止』について考え呼びかける。また、ディターレントクラブが樹徳祭で巡回してくれる」。その他、話は紅富士太鼓やTHE・剛腕弐、警察や消防の展示会などに及ぶ。プログラムはドラスティックに変わっていないようだが、間違いなく地域や外郭団体との関係がより密接になり強化されている。
とにかく「祭りが成功するように、全員で精一杯アクションを起こし一歩前に踏み出しました。進化したかどうかは、参加したお客様や学生、卒業生が判断してくださること。残りの期間も構成員一致団決して頑張ります」と述べ、一呼吸置いて「センセーションを巻き起こし、参加者に感動を与えたい」と、自分に言い聞かせるように言葉を吐いた。
学園祭プログラム
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