VOL366 2004.11.5号
第53回男子全日本学生ホッケー選手権大会準々決勝
〜 山梨学院大 1対4 天理大に敗れる 〜
主将・安井ら4年生 完全燃焼 日本一を後輩に託す
 

動画
日本ホッケー協会は11月5日、山梨学院ホッケースタジアムで第53回男子全日本学生ホッケー選手権大会準々決勝を行った。
準々決勝を行い、天理大学4‐1山梨学院大学、富士大学0‐2法政大学、立命館大学5‐0武蔵大学、関西大学2‐5東京農業大学という結果となった。明日の準決勝は、天理大学 対 法政大学、立命館大学 対 東京農業大学という組み合わせとなった。
Aグループの山梨学院大学は、天理大学と対戦し1対4で敗れ準決勝進出はならなかった。山梨学院は、前半の2分に天理の激しいプレスから5番MF・西村泰昭(4年)にボールを奪われヒットシュートを決められ先取点をあげられた。続く26分にも5番MF・西村に押し込まれ0対2とされ前半を終了した。
後半、山梨学院は3分に天理の3番FB・粥川幸司(3年)にペナルティーストロークシュートを決められ0対3とされた。11分にはペナルティーコーナーから5番MF・西村にハットトリックとなる3点目のゴールを決められ0対4とされた。山梨学院は終了間際の32分、3番MF・大矢将也(4年) のゴール前のフリーヒットに5番MF・塩川一希(1年)が合わせ1点を返したが、1対4で天理に敗れた。
安井得洋主将(4年)は「思い切り出来た。オフェンス陣もディフェンス陣も頑張った。最後に1点奪えてよかった。この四年間は非常に充実していた。今はトップレベルで試合が出来るようになった。後輩には日本一になってもらいたい」と述べた。
寺本祐治監督は試合終了後に「ご苦労様でした。これで、このチームは終わりだ。精一杯頑張ってくれた」と4年生一人一人に握手を交わしながら、深々と頭を下げ功績を称えた。4年生は、今から4年前に7人で3部からスタートし2部、そして1部に部を昇格させた。また、今年の第3回東日本学生ホッケー選手権大会では優勝し、初のビックタイトルを手中に収めた。続く、平成16年秋季関東学生ホッケーリーグでも準優勝と結果を残した。寺本監督は「今日は皆、精一杯やってくれた。気持ちが最後まで前向きだった。点差はついたものの、観戦者にとっては攻防が激しく面白い試合だと思う。今までで一番良い試合だった。実力の差で負けたが、最後の1点は来年に繋がる1点だった。新チームには、経験者が多く残る。この思いを忘れずに、今日から精進して日本一を狙えるチームになってもらいたい」と語った。
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