山梨学院大学法学部(茂野隆晴学部長)は11月10日の午後1時から午後2時30分まで、同校の16号館102教室で2004年度 第2回学術講演会(入場無料)を行う。
講師は、元中国文化省の国際交流局長の経歴を持つ、中華人民共和国駐日中国大使館教育処公使参事官 李東翔(リ・トウショウ)氏。テーマは「中国高等教育の改革と発展」。公演の骨子は、1.中国の教育規模の現状、2.中国教育の過去と現在、3.中国の高等教育の改革と発展、1)中国の高等教育発展の歩み、2)中国の高等教育の学校運営システムと管理システムの改革、3)中国の大学の学生募集制度と産業生の就職制度の改革、4)
大学の科学研究活動と社会に対する貢献、5) 大学の公共サービスシステムの変化、6)学位制度と大学院生の発展、4.新しい時期に対応する基本的な考え方、1)小康社会の全面的な建設を奮闘の目標とすること、2)教育授業の発展目標、3)教育の戦略的な地位、4)教育方針、5)新時期における高等教育分野の主な任務、6)高等教育の基本的方針、7)国際交流の拡大となっている。
山梨学院大学の熊達雲教授は「中国は近年、著しく近代化が進むなか、高等教育熱が旺盛となっている。しかし、大学へ進学できる者は僅か約13パーセントと狭き門となっている。そのうえ、大学を卒業しても就職率は70パーセントという厳しい状況にある。そのために、中国の学生は学問に対する姿勢が真剣そのものである。今回の学術公演『中国高等教育の改革と発展』を多くの日本の学生諸君に聴聞してもらい、進学率、就職率など恵まれた環境にある日本の学生ライフを大切にしてもらうとともに、学問への意欲をさらに高めてもらえれば」と狙いを語った。
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