日本スケート連盟は2月20日、京都市の京都アクアリーナで第28回全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会 兼 2005世界チーム選手権大会・2005世界ショート選手権大会派遣選手選考対象競技会最終日の男・女1000m、3000mが行われた。
男子の1000mは小寺武大(トヨタ自動車)が、3000mは西谷岳文(サンコー)が優勝した。女子は神野由佳(ALSOK綜合警備)が、1000mと3000mで優勝し、今大会4冠を達成した。
山梨学院大学勢男子は、3000mで吉澤純平が2位、1000mで伴野清貴が5位となった。期待されていた、伊藤潤二は8位、有野美治は12位に終わった。
試合終了後に2005世界チーム選手権大会と2005世界ショート選手権大会派遣選手選考会が行われた。選考会は、今大会と12月に大阪で行われた距離別選手権の結果とで派遣選手を選んだ。男子派遣選手は西谷岳文(サンコー)、寺尾悟(トヨタ自動車)、末吉隼人(早稲田大学)、藤本貴大、小寺武大(トヨタ自動車)に、女子派遣選手は神野由佳(ALSOK綜合警備)、田中千景(岡谷東高校)、小澤美夏(阪南大学)、古屋由布子(SANIX)に決まった。
世界大会に選出された藤本は「今大会は、今ひとつ調子に乗り切れなかった。結果的には、僕より早い選手に競り勝ち代表になったので嬉しい。しかし、完全勝利ではないので心境は複雑。世界大会では、世界の滑りを見て研究し、自分の滑りに生かしたい。一生懸命、戦って来たい」と、抱負を語った。
山梨学院大学の川上隆史監督は「藤本は粘って良く戦った。世界を経験してオリンピックに繋げる滑りをしてもらいたい。今大会は、チーム内の潰し合いになったのが残念。吉澤は調子が上がってきたが、前回の大阪の得点が響いた。有野・伊藤は、故障を抱えての出場で頑張った。3人は世界を狙える選手。オリンピックまでの巻き返しに期待したい」と語った。
2005世界チーム選手権大会は3月5日・6日に韓国の春川で、2005世界ショート選手権大会は3月11日〜13日に中国の北京で行われる。
アルバム1000m
アルバム3000m
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