Vol.73 2002.1.3号

第78東京箱根間往復大学駅伝競走【復路・総合】
〜 復路9位・総合9位 救世主・森 シード権獲得 〜
関東学生陸上競技連盟は1月3日午前8時スタート、神奈川県箱根町・芦ノ湖畔から東京・大手町読売新聞社前までの109.2kmで、東京箱根間往復大学駅伝競走【復路】を行った。山梨学院大学は、5時間38分51秒で復路9位 。総合成績11時1時間1分48秒間21分44秒で15校中9位となりシード権を獲得した。6区・高堰隼人(商4)は、芦ノ湖畔を1位 の神奈川大学に遅れること6分28秒でスタートした。高堰は、1時間1分48秒で6区を下り「抜かれて抜いて順位 は変わらなかった」と言うように、区間12位ながら学校順位は変わらず8位で、7区・橋ノ口滝一(商2)に襷を渡した。橋ノ口は、「全日本駅伝後に落としていた調子は、普通 まで上がっていた。しかし、ペースが思うように掴めなく、後半はがむしゃらに走った」と言うように、エース本来の走りが出来ず1時間8分12秒の区間13位 。山学はシード圏外の10位に沈んだ。橋ノ口からリレーされた襷を掛け8区・安藤真人(商4)は、「自分が挽回しようと、走ったが15キロから日差しが暑く感じペースダウンした」という走りで、1時間7分14秒の区間8位 で山学は11位となった。9区・清家健(法3)は、「1秒でも前との間を縮めて、森に襷を渡したいことを考えて、前を見据えて走った」前を行く亜細亜大・塩川健司(3年)に追いつき競り合う「亜細亜を捕えたが抜き返された。悔しいが、帝京まで見える位 置で、森に襷をわたせたので、」と言葉を飲んだ。1時間10分56秒の区間6位 で山学は11位。清家の思い、チームの思いを担った10区・森和治(法4)は、「落ち着いて自分の走りをすれば、必ずシード権を狙えると思った。緊張やプレッシャーは無かった。反って、ここでヒーローになれるのでラッキーだと思った。後は自分の走りをすれば結果 は後で付いて来ると思い。自分の持ち味である粘りのある走りをした」。森は、その言葉どおりに、10キロ過ぎに前を捕え、5キロ手前で亜細亜大・木村恵也(4年)、帝京大・桐谷圭(2年)、日大・清水貴之(4年)の前に躍り出た。残り5キロ付近で日大・清水が後退し、シード権争いに勝ち残った。森は、亜細亜・木村と帝京・桐谷との競り合いでは後退したものの1時間10分41秒区間2位 の大健闘。山学をシード圏外の11位からシード権獲得の9位で大手町にゴールした。上田監督は、「森は区間2位 の走りで良く頑張ってくれた」と、チームの救世主・森を称えた。監督は、今大会の総合11時間5分35秒9位 、往路5時間42分53秒8位、復路5時間38分51秒9位を振り返り「柱になる選手が直前の不調で、選手オーダーで苦慮した。直前の変更に選手は、戸惑ったと思う。難しいですね。皆さんの応援に感謝します」と語った。復路優勝は、駒澤大学が5時間28分47秒の新記録で制した。さらに、駒澤大は、総合11時間5分35秒の走りで、昨年の覇者・2位 順天堂大学を抑えて、2年ぶり2度目の総合優勝をも果した
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