Vol.86 2002.2.20号
平成13年度 山梨学院学生チャレンジ制度
【報告書 第5号】
「日韓教科書問題研究会活動最終報告書」公開
山梨学院大学学生センターは2月21日、平成13年度山梨学院学生チャレンジ制度の報告書第5号を公開した。この活動最終報告書は、代表 永瀬英昭(法3年)が「日韓教科書問題研究会活動最終報告書」として、教科書問題を実地調査や日韓学生の意見交換などで検証することで、日韓の歴史認識の差異や平和と人権などについて調査・研究し、これからの日韓関係、また歴史・人権教育の在り方について提言した内容となっている。永瀬さんの研究会プロジェクトは「荒牧重人ゼミのメンバーが母体となり、山梨学院大学、法政大学、早稲田大学の学生で7月に結成した」と言う。9月中旬の韓国実地調査のとき「ある韓国の学生は、日本の印象を『一つは、文化や経済は羨ましく好き。もう一つは、歴史に見る日本は大嫌い』と言う二つの印象があると答えてくれた。私たちと同世代の若者は近くて遠い国と近くて近い国の両面 を持ち合わせている」ということを知ったと言う。永瀬さんは韓国と日本の関係を「2002年FIFAワールドカップ共同開催が、未来のあり方を物語っている」と言う。「両国のパートナーシップがなければ開催できないし、誘致も出来なかった筈」と。「21世紀は、韓国と日本は近くて近い国でなくてはならない」と。さらに、「従軍慰安婦の方が『日本人から、ごめんなさいという謝罪があれば何時でも許せる。しかし、事実は絶対に忘れない』」と、聞かされたときは胸が痛んだと言う。今回の研究会活動で「日本は二度とその過ちを犯さないためにも、日本でも歴史事実は事実として、目を覆いたくなることも子どもたちに伝え平和≠竍人権≠ノついて、真っ向から子どもたちに教育すべきだと率直に感じた」と語ってくれた。この報告書は、1.はじめに、2.研究会の目的、3.研究メンバー、4.活動内容の報告、5.研究を通 じて、6.おわりに、資料.ソウル市立大学で行った意見交換会の様子、という構成になっている
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