VOL1044 2010.5.8号
●関甲新学生野球2010春季リーグ戦1部(第6節1戦目)
□山梨学院 常盤に2対3サヨナラ負け 崖っぷち
□指名打者・赤池 中芝スタンド席に飛び込む本塁打

関甲新学生野球2010春季リーグ戦1部(第6節1戦目)は5月8日、栃木県の小山市運動公園野球場で2試合が行われた。第2試合は勝ち点2で並び暫定3位同士の山梨学院大学と常磐大学の第1戦目が行われた。このカードに勝って優勝に望みを繋げたい山梨学院は、マウンドにエース右腕・佐藤嘉鉱(4年・清水商業)を送った。先攻の山梨学院は2回裏の一死後、エース・佐藤が、四球、犠打、右前安打で二死一三塁、続く9番打者に右前適時打され0対1と先制された。エース・佐藤は4回裏、先頭の7番・指名打者に右越え二塁打を放たれ、二塁への牽制が中前に転がる間に三塁進塁を許すと、続く8番の左前適時安打で0対2とされた。山梨学院は5回表一死後、8番指名打者・赤池勇輝(3年・甲府工業
)が2-1から「直球アウトコース高め」を叩き、中芝スタンド席に飛び込む本塁打で1対2と追い上げた。8回表の山梨学院は、死球、犠打で一死二塁。続く、2番の代打・古川裕剛(3年・八王子実践)が三塁手の失策を誘い一死一三塁、3番・折居祐(3年・甲府工業)の四球で満塁とし、相手投手を降板させた。すると、主将4番・高橋将(4年・山梨学院)が代わった右腕投手から右儀飛を放ち、9番・島田拓也(3年・山梨学院)が生還し2対2の同点とした。山梨学院は9回裏、エース・佐藤が先頭の8番打者に右二塁打、犠打で一死三塁とされると、山梨学院はスクイズを警戒し満塁策を選択。エース・佐藤は、3番打者に7球目の「スライダーがインコースに入って行った。上手く引っ張られた」と一
塁線を破られ、山梨学院は2対3のサヨナラ負けを喫し崖っぷちに立たされた。常磐に王手をかけられた山梨学院は、明日の午前10時から小山市運動公園野球場で第2戦目を戦う。
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