男子第27回・女子第17回世界柔道選手権2010東京大会は9月12日、男女4階級を行い女子48s級は日本人同士の決勝になった。山梨学院大4年の浅見八瑠奈が2連覇を狙った福見友子を優勢勝ちで下し、初出場初優勝の快挙を成し遂げた。浅見は準決勝で北京五輪金メダルのドゥミトル(ルーマニア)を小外刈りで下すなど1回戦から準決勝までオール1本勝ちで決勝に進出、決勝でも組み手争いで敗れて来た最強のライバルを懸命に攻めた。開始2分に福見に指導1、残り1分35秒に2回目の指導で有効。満員の国立代々木第1体育館が騒然とする中で、浅見はさらに体落とし、寝技で攻め続けて優勢勝ち。この4年間常に自分の前に立ちはだかり、海外で勝つより国内で勝つ方が難しかった最大の壁を遂に乗り越えた。小柄な体に努力をいっぱい詰め込んだ浅見八瑠奈は、世界一の金メダルとロンドン五輪への道を自らの手で切り開いた。
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