VOL1120 2010.9.26号
●第63回秋季関東地区高校野球山梨県大会(第11日)
●山学エース・中村が技巧術披露 富士学に8対1準々へ 
●〜1年5番・小林 4の43打点 若大将目覚める〜

第63回秋季関東地区高校野球山梨県大会(第11日)は9月26日、甲府市の小瀬球場で準々決勝2試合を行った。二試合目は、地区シードの山梨学院と夏・ベスト4の甲府工業が対戦。山梨学院は、満を持して豪右腕・平間凛太郎(1年・世田谷シ)をマウンドに送った。平間は1回表、先頭打者に右線への二塁打を許して犠打と犠飛で先取点を奪われ、6回・7回表には失策がらみで失点し、3点を献上した。攻めては、1回表に1番・鈴木孝昌(2年・八王子シ)が、2回表に6番・丸山陵司(2年・調布シ)が、4回表に3番・主将の田口蒔人(2年・青葉緑東シ)が、無死から安打で出塁するもののタイムリーが出ない苦しい展開。7回表、5番・小林義弘(1年・千葉市シ)が2-1からの「高めに浮いた変化球」を振り抜くと、一直線に右芝生席に突き刺さる本塁打で1対2と追い上げる。山梨学院は1対3とされた9回表には、先頭打者の3番・田口が中前安打、4番・岩島範和(2年・青葉緑東シ)が右前安打で無死一二塁。続く、5番・打撃好調の小林のセンター返しの球が投手の足に当たり、その跳ね返りが一塁手の前に転がり一死二三塁として、6番・丸山の内野ゴロが相手失策を誘い2対3と再び追い上げるが、後続が打ち取られてゲームセット。1年生の豪右腕・平間の140キロの力投も実らず、山梨学院はベスト8で姿を消した。
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