男子第84回・女子第71回全日本ホッケー選手権大会は12月12日、岡山県赤磐市熊山運動公園多目的広場で男女の決勝戦を行なった。予選リーグを勝ち抜き決勝に進出した山学大男子は、前身の表示灯時代から通算14度の優勝を誇る名門名古屋フラーテルと対戦した。試合は両者が一歩も引かぬ激闘となった。 どちらもよく攻めどちらもよく守った試合は、70分間では決着が付かず、延長戦でも得点が入らないままだったが、終了直前の残り1分に一瞬の間隙を突かれて得点を許し0−1で惜敗した。かつて日本サッカーが体験した"ドーハの悲劇"の光景と重なる"岡山の悲劇"、山学男子はフィールドに崩れ落ち、声援を送り続けた山 学女子は、観客席に涙を落とした。今年の山学男子は、日本リーグとインカレの二冠を獲得、全日本初優勝の夢は果たせなかったが準優勝という創部最高の成績を収めた。そして、最強のチームを作った4年生は、後輩に「この岡山の悲劇を忘れるな」と言葉を残し、夢を託してフィールドを去った。
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