VOL1217 2011.5.1号
第63回春季関東地区高校野球山梨県大会(10日目)
〜山学 4番・小林 右芝席へ弾丸ホームラン〜
〜坂本「大器」、廣瀬「エースの風格」披露のベスト8〜

第63回春季関東地区高校野球山梨県大会(10日目)は5月1日、甲府市の小瀬球場で準々決勝2試合を行った。第二試合は山梨学院と東海大甲府のシード校同士の対戦となり、山学が2対5で負けた。山学は0対4とされた4回裏二死後、4番・小林義弘(2年・千葉市シ)が「インコースのストレートの甘い球」を打った瞬間ホームランと分かる、右芝生席に突き刺さる弾丸打で1対4と反撃を開始。6回裏、先頭打者の1番・坂上泰斗(2年・静岡裾野シ)の中越え二塁打、2番・青戸角太郎(2年・青葉緑東)の左中間を破る二塁適時打で2対4。続く3番・丸山陵司(3年・調布シ)の死球で無死一二塁とし、ここで前打席で本塁打を放った4番・小林を迎えたが中飛とされ、後も打ち取られ絶好のチャンスを潰した。9回裏一死後、5番主将・田口蒔人(3年・青葉緑東シ)、代打・櫻井剛太(3年・八王子シ)の連打で一死一二塁としたが、併殺に打ち取られ万事休す。投げては、1年生ながら先発した坂本秀仁(青葉緑東シ)が野手の失策などで4回4失点したものの堂々としたマウンドさばきで大器を感じさせる投球。5回表からリリーフしたエース・廣瀬直紀(2年・富士河口湖シ)は、8回まで毎回奪三振の快投。9回に1失点したもののエースの風格を披露し、投手陣が夏に期待をつなげた。山学はベスト8となり夏のシード権を獲得した。
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