日本高等学校野球連盟と朝日新聞社は8月6日、阪神甲子園球場で第93回全国高校野球選手権大会の開会式を行った。阪神大震災から復興した神戸の球児を代表して兵庫高の山下将司主将が先導役で入場。続いて東日本大震災の被災地の中から、岩手・宮城・福島の3県から選ばれた6名の球児が、「がんばろう! 日本」のスローガンの横断幕をもって入場すると、スタンドから激励の拍手がわき起こった。選手入場では北北海道代表の白樺学園が入場し、19番目に2年ぶり5度目の山梨県代表・山梨学院が、田口蒔人主将(3年・青葉緑東シ)を先頭に篠原慶太(3年・八王子シ)の掛け声で入場すると、三塁側スタンドで見守る33名の部員と野球部保護者会は選手の勇姿に惜しみない拍手を送った。責任教員の田中信幸野球部長は「威風堂々とした行進」と賛美。最後に沖縄県代表の糸満が行進し49校が投手板を中心にして整列。石川県代表・金沢高の石田翔太主将が「全国の球児の思いを白球に込め、甲子園から深い絆と勇気を日本中の仲間に届けられるよう、全力でプレーすることを誓います」と選手宣誓した。大会は開幕戦の群馬県代表の健大高崎と愛媛県代表の今治西戦を皮切りに、15日間の熱戦が展開される。
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