VOL1343 2011.12.5号
成果上げる"言葉領域"授業
〜教えることを抑え、学ぶことを深める〜
〜山梨学院小独自に取り組む教育実践〜

山梨学院小学校(山内紀幸校長)は一般的な教科の名称を使用していない。算数は「数」、国語は「言葉」、道徳は「人間関係」と呼び、それぞれを教科と言わずに「領域」と呼んでいる。多彩で豊かな"知"を育てることを重要な教育目的と位置付け、既存の枠組みにとらわれない教育を実践している。最近特に言葉領域の取り組みが注目されるようになった。それは、県内で行なわれる作文コンクールで多数の児童が受賞者に名を連ねることからで、「どんな授業をしているのか」と教育関係者の関心を集めている。山梨学院小の教育方針は「Less Teaching More Learning」(教師は答えを教えることを極力抑え、子どもたちが自分で答えを学び出せるように導く授業) 。言葉領域低学年の授業では、「詩」や「昔話」などの作品を教材に、一人ひとりどう感じたかを、自分の言葉で表現したり、原稿用紙に文章で表現する勉強を日常的に行っている。こうした授業や、課題を深く追及する「プロジェクト」などを通して、子どもたちの「もっと学びたい」環境を作っている。
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