VOL1372 2012.1.31号
第十三回酒折連歌賞 受賞者決定
〜大賞(文部科学大臣賞)に宮城県の宍戸あけみさん〜
〜飛べないと 分かっていても 見続けた空〜

酒折連歌賞実行委員会(川手千興実行委員長)は1月31日、第十三回酒折連歌賞の大賞(文部科学大臣賞)・山梨県知事賞・山梨県教育委員会教育長賞・甲府市長賞・アルテア賞最優秀(山梨県教育委員会教育委員長賞)などの受賞作100選を発表した。大賞(文部科学大臣賞)は、宮城県仙台市在住の宍戸あけみさん(35歳)に贈られた。問いの片歌「色あせた麦藁帽子が知っているのは」の問いかけに、宍戸さんは「飛べないと分かっていても見続けた空」と答えの片歌を返した。今野寿美選考委員は「単なる諦めと違って「見続け」る姿には、若さに裏打ちされた一縷の希望のニュアンスが感じられ、爽やかな印象を与える」と選評した。今年度の大会応募句数は30,883句、大震災の影響で募集期間が2カ月短縮されたにもかかわらず、9年連続して3万句を超える多数の応募句が寄せられた。大賞からアルテア賞最優秀までの上位5作品の作者は、男性1人、女性4人、うち3人は女子中高校生が受賞した。受賞者の表彰式は2月20日に山梨学院広報スタジオで行われる。
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