VOL1411 2012.4.29号
関甲新学生野球春季リーグ戦1部(第4節)
〜山学が関学に連勝 眠れる獅子・中村の目覚め4HR〜
〜穴田・手術後最長7イニングの熱投で2勝目を手中に〜

2012年関甲新学生野球春季リーグ戦1部(第4節)は4月29日、栃木県の小山市運動公園野球場で2戦目2試合を行った。第1試合は先勝した山梨学院大学と関東学園大学が対戦。後攻の山学が関学に4対0で勝ち、通算成績を勝ち点2の4勝2敗とした。高橋一三監督は、先発投手に上武戦の1戦目で先発した未完の大器左腕・山本卓哉(2年・済美)を起用したが、1回・2回表ともに四死球を出し波に乗ることができないのを見て、3回表から1勝1セーブと波に乗る技巧派右腕・穴田真太郎(4年・PL学園)に素早くスイッチした。穴田は監督の起用に応え、強肩捕手・田中貴也(2年・八重山商工)のリードと牽制、野手の堅守にも支えられ熱投し、相手打線を山本との継投で零点に抑えた。攻めては6回裏、一死後2番・渡辺晶也(3年・山梨学院)が左前安打、3番・平井慎也(3年・富士学苑)が右前安打、4番・児玉卓也(4年・甲府城西)が中前安打で一死満塁。今日、6番から5番にあがった中村圭輔(2年・熊本国府)の「無意識に身体がハンガースライダーに反応した」一撃が、弧を描き左芝席で大きく跳ね上がった。中村の均衡を打ち破る一発で4対0とした。山学は、眠れる獅子・中村の目覚めの満塁ホームランと、穴田の手術後最長7イニングの熱投で、関東学園に2連勝し神宮への望みを繋いだ。山梨学院は、5月12日の午前10時から埼玉県の平成国際大学野球場で、第6節の松本大学戦に臨む。
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