VOL1434 2012.5.21号
関甲新学生野球春季リーグ戦1部(第7節)
~山学・白鴎に勝ち越し、昨秋に続く2位死守~
~最多勝利賞 山田、首位打者・新人賞 中村~

2012年関甲新学生野球春季リーグ戦1部(第7節)は5月21日、群馬県の上武大学野球場で3戦目1試合を行った。1勝1敗となった山梨学院大学と白鴎大学が2位争奪戦をくりひろげ、山学が白鴎に5対4で勝った。後攻の山学は高橋一三監督が先発に技巧派右腕・穴田真太郎(4年・PL学園)を起用。その穴田が先頭打者に四球を与え、犠打と2回のワイルドピッチで先制点を与える。山学は3回裏、4番DH・大沢和久(3年・光星学院)が左前同点打、続く主砲5番・中村圭輔(2年・熊本国府)が左線を破りフェンスに到達する適時打で3対1と逆転。監督が「最多勝利賞がかかっていたので、5回からは山田と決めていた」と、力投派右腕・山田祐也(3年・山梨学院)をマウンドへ、その代り端に3対2と追い上げられるも、7回裏に代打・酒井雄史(2年・木更津総合)が左翼手の頭上を越えフェンスに当たる三塁打で5対2とリードを広げる。3点差をもらった山田が8回に1点、9回に1点を献上するが、ひょうひょうたる風貌で力投し5対4とした。山梨学院は白鴎に勝ち越し、昨秋に続く2位を死守し3強の一角を揺るぎないものにして、秋季リーグに向け弾みをつけた。最多勝利投手に山田(5勝)、首位打者と新人選手賞に中村が輝いた。
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